設定が面白いですね。

設定は王道を行くものだと思います。
ただ、残念な点が描写上でありました。
特に重大なのが、メカの巨大感がまったく足りなかったことです。
私は巨大ロボものは頭の中で視覚化しながら読むのですが、視覚化するための材料がまったくありませんでした。
「1.深紺の巨兵」の時点で
・外観がどうなのか情報が少なすぎる。
・SI単位系・実際の物体との対比
・交戦距離
・兵器の発射速度
・飛翔する弾丸等の描写
・どのような環境下で戦っているのか
・破壊された時の周辺への被害
・ロボが人間と比較してどれくらいか
・地形と比較してどれくらいか
などなど。
(巨大ロボットが動いていたら"轟音や土煙が出る"のは当たり前なのでそれ以外を…)
強そうなのはなんとなくわかるんですが、それよりまずこの辺の「巨大人型兵器の重量感」を感じさせてくれたらよかったかな、と思いました。