第2話 早揉みクイズ(左)

「あったまきた!トロ、ちょっと代わって」


トロと交代し、テーブルの上で四つん這いになるルル。


『る、ルルちゃん?』


「あいにく私の胸はつつましくてね。だから……

 おしり!(ドン!)

 私には自慢の尻がある!尻なら負けない!」(ドドン!!)


『ホントだ、ルルちゃんのお尻綺麗~。ムッチリ弾力があって肌も水々しい。触り心地も最高だよ~』


「早叩きクイ━━ズ!」

『へぇ?』


「早叩き、クイ━━━━ズ!!」

『えっ?やるのぉ?』


「第一問!」


デデン!


「九本の首を持つ凶悪な毒蛇の名前は?」

『コレ知ってる~。いくよー』


 パンパンパンパンパン!「はいルル!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!「ルル、もう答えていいぞ。……っあ、あ」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン「ちょっ、やめ、あんっ。ってこたえろぉーーー!」(ペチン!)


 『ヒュドラ』「ピンポンポン!」

 

 

 「……いてーよ」

 『いやだった?』

 「よかった」


 「第二問!」


 デデン!(パパン!)

 

 「……効果音に合わせて叩かなくていいから」

 『いやだった?』

 「Goodbeat!」


 デデン!(パパン!)


 「眉間にある四角形の白い斑点など、体に29の特徴を持つ聖なる牛の名前は?」

  

 パンパンパンパンパンキュッ

 パンパンパンパンパンキュッキュッ!

 「はいトロ!」

 『スピア~』「正解!」



 「……尻の肉つねったろ?」

 『いやだった?』

 「ありがとう」

 

 「ラストォー!!」


 デデン!(キュキュッ!)


 「鷲の体に獅子の顔をもつ怪鳥といえば?」


 ギュ~~~~!

 「ひぃっ(ビクビク)」

 

 『ルルちゃんヒントちょーだい♪』

 「ふん、世の中そんな甘くないぜトロ」

 『教えてくれたらフライパンで叩いてあげるよー』

 「別名アンズーとも呼ばれます。二文字です。最初にズがつきます早くたたいて待ちきれない」


スパァァアン!スパァァアン!スパァァアン!ジュゥ~!


「あああっ!いたい!いい!いたい!いいい!]


スパァァアン!スパァァアン!フラァイパァァアン!ジュゥ~!


「やばいやばい!トんじゃううぅ!こたえてぇぇ!」

『ズー』「ああん正解ぃ~(ビクビクビクゥ)!」



「…………何か焼いてたろ」

『目玉焼き作ってました~。はいどうぞ♪』

「うんまぁーい!」

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