とても短いエピローグ 始まりの朝

 少女は、テントから這い出して、立ち上がって、

 「ふあ、あー……ふ。変な夢だったなあ……」

 伸びと欠伸を同時にした。

 「さて、と」

 そこは、城壁の傍だった。

 少女がテントを張った場所から道を挟んだところに門番の詰め所があった。少女は、詰め所に駆け寄ると、

 「すいませーん、入国したいんですけどー!」

 詰め所の中に呼び掛けた。

 ガラリ、と詰め所のシャッターが開いて、中から若い男が顔を出した。

 「おや、ケイさん。ホントに朝イチで入国するんですね」

 「もちろんです!」

 ケイは、頷きながら元気よく返事をした。

 「では、改めまして……、ようこそ、我が国へ。入国希望ですね?」

 「はい!」

 ―おしまい、そして、Revoot に続く―





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マヤリオコの日々 秋空 脱兎 @ameh

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