独特な緊張感と力強い筆力による冒頭から、すくった手から光の粒や清らかな水が零れ落ちていくような青春絵巻に。主人公は決して力強いわけでも特別な才があるわけでもないですが、作品を通して芯の確かさを…続きを読む
もっと明るめのイメージだったのですが、いざ読み始めてみると独特の陰鬱さや、青春を描く上でところどころに見られる切なさのような表現がとても魅力的でした。続きが楽しみです。
青春は、元来ネガティブなものだと思います。膨れ上がる全能感と、それに比例しない現実とのギャップに苦しむ世代。自分の力ではどうにもならないものの存在に、膝を折ることこそが青春と言えるのではないでしょう…続きを読む
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