キャラクター:スサノオ&ヘラクレス+α

 本当にこちらではお久しぶりです。前回からかなり間が空いてしまいましたが、現時点の叡智の紙園内で登場した男の子組にも、ライトを当てていこうと思います。


建速須佐之男命(スサノオ)について


 作品内ではそこそこ面白いキャラクターになっているかと思います。まぁ、スサノオとクラマの関係は、バエルとアモンにもどこか通じる所があるとも感じますかね?


 しかし、グリモワール序列1位のバエルと、アマテラスやツクヨミの名に連なるスサノオが、同じ境遇なわけがありません。


 この両者の差別点は、ヒロイックな精神を持つか否かという点です。スサノオはアレスに憧れていますが、バエルはアモンやその他のキャラクターに、憧れは抱いていません。


 いたずらっ子というイメージは、悪魔とトラブルメーカーという点から考えても、やはり同じですが、ここまで違うものなんですね(他人事


 そして、この作品におけるスサノオにとって、なくてはならない存在と言えるのは、口寄せという日本の霊的な召喚方法によって召喚される八岐大蛇ヤマタノオロチです。


 本来の神話では、最後の娘であった櫛名田比売クシナダヒメを喰らおうとした八岐大蛇に大酒を飲ませて眠らせ、この8つ全ての首を十束剣と呼ばれる剣で斬り落として、スサノオが勝利するという話なのですが、なぜか本作では両者共に生存しております。


 これがレイジーの力なのかどうかは、まだ明らかにしていませんが、そこら辺は次第に明らかとなるでしょう。


 両者共に生存しているのは、スサノオとオロチだけではありません。


 これから書くヘラクレスとヒュドラも、彼らとは結末が違いますが、確かに両者共に生存しています。



エルキューレ=ヘラクレスについて


 皆さんご存知の半人半神の英雄です。その圧倒的な強さで神の与える試練を、次々と熟したとされていますが、彼の最期は試練で倒してから自身の武器として使っていた、ヒュドラの猛毒によって倒れるという、なんとも悲惨な最期となっています。


 しかし、本編ではやはり彼も例外なく、神話通りの最期を遂げていません。ヒュドラもオロチと同様に、ヘラクレスに殺されたことになっていません。


 彼の伝承を見ると、オロチとヒュドラの姿が似ていることも相まって、よく似た英雄のようなキャラクターとなりました。


 でも、ちゃんと差別点は用意してあります。まず、彼はスサノオのように、完全な神様ではありません。


 最終的には神の一柱に、迎え入れられるのですが、彼のテーマとしては神の一柱に迎え入れられる直前の彼を、意識して作っています。


 、神の一柱に届こうとしているところで、彼はレイジーの造り上げた紙園へと至ったと言ったところでしょうか。


 それと……話はガラッと変わってしまいますが、ギリシャ英雄であるヘラクレスが出てくれば、無条件でこっちが気になる人もいるのではないでしょうか。


 そう、他のギリシャ神話の英雄達の事です。


 本編ではオリオンの名前は、アルテミスとハデスが対峙したシーンで、ほんの少しだけ出てきました。


 この際なので、はっきりとお答えします。オリオン以外のギリシャ英雄ももちろんいます。


 ただ登場する人数だけはとてつもない作品ですので、どういうタイミングで本編に出てくるのかは保証しかねますが(なが~く話が続けばどこかで出るかも)


 作者独特の解釈が入る者も、少なからず紙園にはいくらかいますので、ギリシャの英雄達もその対象である可能性もあります。


 思ってたギリシャ英雄と違うのもまた、ご愛嬌と言いますか、その辺はご容赦下さい。


 では次は誰にしましょうかね。英雄の逆をとって、神話や伝説での悪者……悪者といえば悪魔ということで、バエルとパイモン以外にも存在する、72の悪魔達について話すとしましょう。


 スポットライトを当てるなら……ベリアルも良いかもしれませんね。

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