死を求めて生きる者の黙示録

戦いに明け暮れ、戦いの中で死にゆく運命だったはずの、製造番号のみを持つはずの1人のクローン兵。しかしふとした拍子にその運命の歯車は狂い始め、やがて世界の全てを巻き込む事になる……。

そのようなストーリーの中でも、何も知らないクローン兵である主人公は常に淡々と世界の移り変わりを見つめ続け、そして自分自身すら冷静に捉えている。文字でそういった感情が描写できる、小説ならではの展開が味わえるかもしれません。
どこか奇妙な死を求め続ける旅の果てに待つものは……壮大なスケールで描かれる、新時代の黙示録です。

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