本当の救いはいつだって、あなた自身のなかにある

泪が出そうな慈愛。

何故に猫なのかが私には解る気がする。

飄々としていながら悩みもあり、けれど軽々とそれらを飛び越えていく。

何度落ちても必ず足を地面につける。

やりなおせないことなんてないんだよ。生きている限りはね。

猫って、そう教えてくれる生きざまです。

読めばきゅんとして、慰められ、励まされる一作。