嘘吐き皇帝と魔術少女
a.p
第1話コードネームライ
「あ、貴方が皇帝!?絶対駄目っ!!何でどこの誰ともわかんないような貴方が!!」
絶対に……おかしいよっ!一体私はどこで間違っちゃったのっ!?何で目の前に立ってるこの得体の知れない奴が…!
~かなり時間を過去に、そして普通……?というか、魔法の使えない世界へ飛んで…~
はぁっ…はぁっ…ようやく逃げ切ったか…ったく…俺としたことが…
「大丈夫かーライー?」
「大丈夫…なワケあるか!…はぁっ…」
「ごめんごめんっ!じゃ、あとでなー!」
無線から聴こえる
とまぁ。俺は死んだ。予想通り斬首。痛かったかって?不思議と痛みは感じ無かったな…景色は鮮明に覚えているが。…なんで語れてるか?…俺に教えてくれ。俺にも
「全く…素晴らしいな…」
!?今俺は何を…素晴らしい?…思ったのは『全く、嫌なトコに…』だ。なのに…一体何なんだマジで…ヤベッ!誰か来やがった!
「もしもーし!逃げたって見えてるんだから!…おわっとっと!…君。だーれっ?」
箒に辛うじて、俺でもわかる位ギリギリで乗っている…(ぶら下がっている?)少女が言った。
「俺かい?…俺はライ。」
はぁっ!?ライ!?誰だそいつ!ここは本名言ったつもりだった!コードネームを言うつもりじゃ…待てよ…?俺は嘘しか吐けなくでもなったのか…?
「
と少女は何故か俺の前に仁王立ち。うん。今やっと箒から降りて来てわかったけどこいつチビだなぁ…なんも怖かねぇんだけど…種族と能力?はぁ?こいつはちょっと頭がポンコツなのか?それともあれか?俺がやっぱり俗に言う異世界とかいう別世界に来たってことか?しかも嘘しか吐けねぇだと?とりあえず…この世界の説明を。誰か頼む。マジで。
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