これからの社会が直面するであろう命や倫理の重要な概念がダイナミックに変化しうる中で、何が失われ何が得られるのか?それすら言葉に出来ないままに社会が変化していく有り様が書かれているように思います。テーマの重さの割に読みやすく、長さもちょうどよく感じられ良い作品だと思います。
この作品は、たとえば今と全く違った世代の祖父や祖母の話を聞いているような感覚がします。少し寂しげに、自分が若かった頃とは大きく変わった世界のことを語っているような、そんな雰囲気。 たとえ…続きを読む
紆余曲折して題名へ戻る という感じがとても良かったです。ふわりと終わってひとつ戻ると題名を再びみることとなり、あ。そういうことか。と不思議な悲しさがやってきてまた読みたくなる。そんな話でした。良か…続きを読む
見事…!!!"実際にありえそうな"ディストピア感が素晴らしいです。直接的に感情は語っていないのに、主人公の様々な感情が伝わってきました。パッと見は凄くフラットなのに、行間にたくさん想いが詰まってる…続きを読む
これはいいSF。二度目の喪失が物悲しい。
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