冴えない対談の始め方

*「皆さん『『『こんにちわ~』』』」        中の人*


*「冴えない彼女の育て方、加藤恵役・安野希世乃です」

*「冴えない彼女の育て方、澤村・スペンサー・英梨々役・大西沙織です」

*「冴えない彼女の育て方、霞ヶ丘詩葉役・茅野愛衣です」


「冴えない彼女の育て方、安野希世乃役・加藤恵です」

「恵何言っちゃってんのよ!アンタは別に演じてないでしょ!」

「冴えない彼女の育て方、茅野愛衣役・霞ヶ丘詩葉です」

「ってアンタもやんのかい!!!」

「だってやる流れじゃなかったかしら?澤村さんは本当に空気というものが読めないのね」

*「まぁまぁ英梨々はツッコミ役ですから」

「今のはどっちが喋ったのかしら?大西英梨々さんかしら?」

*「霞ヶ丘さん私までいじるんですか!?」

*「大西ちゃん弄りやすいもんね~なんか空回りしてるというか」

「私の中の人までこんなキャラだったなんて……負けヒロインルートしか見えない」

*「まぁまぁ英梨々も大西さん弄りもその辺にして企画行こうよ~」


MC「お互いのイメージぶっちゃけます」

*「早速なんだけど安野ちゃんは恵に対してどんなイメージがある?」

「あ、ちょっと聞いてみたいかも~」

*「ん~恵は結構私と近しいところがあってやっぱりおっとりしてるところとか、周りに無頓着なところとか」

*「確かに安野さんそういうところありますよね、いい意味で!」

*「ん~でもねいざというときにパワーを発揮するというか、やっぱり恵に頼っちゃうみたいなとこがあったり、核心を突く意見をバシって出せるとこが私と結構違うなって思うんだよね」

「そうかな~、まぁ確かに意見するのにあんまり遠慮したりはしないけど安野さんも意外に毒舌なところあるよ?」

*「うそっ!?ほんとに?」

*「安野ちゃんそれを気付いてなくて素だから余計怖いよね」

「じゃあやっぱり加藤さんと同じ感じなのかしらね、私としてはありがたい意見として受け取れるけどそこの幼馴染負けヒロインツインテールはかなり凹んでるわよ」

「べ、別に凹んだりはしてないし!大西は私ことどう思うのよ」

*「英梨々かぁ~なんか空回りばっかりしてる感じが目に付くけど、裏で努力してるところがやっぱり根っからのクリエイターなんだなって思うかな」

*「大西ちゃんが空回りしてるのはいつもだけどね笑」

「確かに、ラジオ聞いてても私の声全く思い出せてないしね……はぁ映画が思いやられるわ」

*「キャラクターに心配される私って!?」

「でも実際あなたたちもかなり近い性格なんじゃないかしら。空回りしているときもあるけれど、そのパワフルさで色々乗り越えてきたって感じかしら」

*「霞ヶ丘さ~ん!ありがとうございます~!」

「べ、別にうれしくなんかないんだからね!」

*「素直さは全然真逆なんだね~苦笑」

*「そういう意味では私たちは結構違う部分も多いわよね」

*「うん、詩葉は気が強いけどどこか孤独で弱いところが見えてくるキャラだけど、私は恵や安野ちゃんに近くてのんびりやだし、お酒呑んでわ~い!ってタイプだからね」

*「別に私お酒飲んでわ~い!ってタイプじゃないですよ~!」

「私は呑んだことないからわからないかな~」

「でも私は茅野さんのことは高く買っているわ。ツンツンしているキャラから人を見下すキャラ、はたまたドM変態キャラまで演じ分けるんですもの。どれが本当の茅野さんなのかしらね」

*「少なくともドM変態ではない!」

一同「笑」


まぁそんなところで次のコーナー行きましょうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

冴えない対談の始めかた 伏見沙織 @reirei2525

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ