もっと続きが読みたくなる、不思議なリアリティに包まれた話でした。この世界観を広ければ、もっと面白い長編になりそうです。
ゆるりゆらりと生きてる高校生。小説書こうと思ったが、気づけばレビューしかしていなかった。
タイトルはなんか楽しそうな雰囲気が漂っているのですが、作品の最後で「世界旅行の刑」の真相が明かされます。旅行に必要なものは全て支給されるシステムもあり、途中までは「何それ、楽しそうだな~」なんて思…続きを読む
なにそれうらやましいと思ったら!!ここではオチが書けないルールなので詳しくは書けませんが、主人公はこれから色々な目に遭うんだろうなあ、と想像しました。
妙なリアリティがあって、空恐ろしい作品。星新一のSSを連想しました。何十年、何百年後かにこの話が、預言書にならないことを切に願うばかりです。
『世界旅行の刑』がなぜ重刑なのか。読み進めて最後に分かります。なるほど、と思うと同時に、ぞっと寒気が走り、暗い読後感を与えます。この嫌な読後感こそが、作者の意図でもあると思えます。短いながら…続きを読む
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