想定GUY(1)

 さてさて、ご帰宅童貞を捨てたS君、Kさんとオレは2週間に1度くらいの頻度でアキバに繰り出すようになっていた。(下手すると土日も)



 「おかえりなさいませ!ご主人さま!」


 今日もメイドさんは元気がいい。


 「ドリンクをもっとおいしく~(以下略)、萌え萌えキュン!」


 オレ・S君「萌え萌えキュン・・・(照)」(Kさんは無言)


 いやー、相変わらず恥ずかしいですな。最高!

この子たちが閉店後にロッカーなんかで「ぁの客超キモかったよネ、恥ずかしそうにキュンとかぃってんの。ぷげら」とか言われてるんじゃないかと思うと心がザワザワする。



 ・・・さて、メイドさんがその場を去ると、後は”いいお客さん”を眺める時間。この日は人が多いこともあって、ノイジーだ・・・。


 今日はスタープレーヤーは不在かな?と思ったその時、革パンにオープンフィンガーグローブのご主人様がご帰宅してきた!しかもバイオリンケース持ってる!


 (タダモンじゃねぇ・・・)オレ達はそう悟った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Nuovo Akiba Paradiso ~メイド喫茶でつかまえて~ バタ男 @sizzurp

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ