本当に高校生ですか。そう思うくらいには世界観に飲み込まれていきます。あっという間に物語は終わっていて一本の映画を見たかのような不思議な感覚に襲われる。説明文に惹かれて読みましたが大当たりでしたね。あっと息を飲む不思議な物語の世界にあなたもはいりませんか?
一言で言えば、小学生の夏休みの工作に父兄が全力を出してきたような感じ。この作品には、車を運転するシーンや酒を飲むシーンがあり、ましてや主人公が警察官です。これらを高校生が書いているとしたら全て経験できない事で、かなりの想像力を持っているのだろうと脱帽しました。きっと、かなりの本を読みこんでるんだろうなぁ
少し残酷だが、奥が深い作品で気に入った。
内容は複雑なのにも関わらず、読みやすい文章でした。最後まで読んだ後、答え合わせをするかのように冒頭から読み直したのは、この作品が面白いからこそだと思います。
カクヨム甲子園の応募作品を漁っている最中に出会ったこの作品。5千文字超えた文章を最後まで読ませるだけでも至難だというのに、最後まで一気に読んでしまった。ストーリー、構成、文章力のどれも素晴らしい。よくこんな小説書ききるな・・・。末恐ろしい。(マジで高校生?)
私はこの作品を読むまでこんな感じの作品にちょっと避けていたのですが、この作品を読んでみてこう言うのもありかなと思えました。中身も最初から最後に至るまでぎっしり詰まっていて読み進めて行くのが楽しみであり尚且つドキドキしました。今まで私と同じように避けていた人もこの作品を読めば価値観が変わるかもしれません。