読みやすい文章、ラップは流暢、踏韻は日文の常道

言いたいことを韻を踏んでズバッと言い切るかっこよさ、爽快感そして当意即妙の冴え。それに惹かれてずるずると…つらつらと。 ここまでラップについて考証して丁寧な言葉にされているのはすごいなあと。
 ラップは韻を踏んでナンボっていうことで、それって韻を踏む文化、つまり漢詩ひいては和歌に繋がってるし、本歌取りめいたラップの技法なんかもあったりでワオワオ!日本文化もラップじゃね?みたいなことを考えながら読んでいます。
 作者がこれからどのような感受性の翼でどのような道筋をたどり、作者も読者も手探り状態でラップの奥深さ、魅力に触れ、発見しどこにたどり着くのか。すごく楽しみです。
 

その他のおすすめレビュー

梅戸藤花さんの他のおすすめレビュー21