なぜかちっとも羨ましくない自分がいる。
内容自体は、すごくいい、すごくいい分析と思うのにな。。。出版されて、女性が読むと、性の自立に役に立つ、と思う。
なのにちっとも羨ましくないぜ。(いやほんとに。)
男の方が、まめまめしく気を使っている感じが、すごいのかもしれないが、なんつーか、楽しくない。
数こなしすぎると飽きないか??そういう点も含め、ある意味なんだろう、全然興奮しない。学術的な分析って意味では、特に女性に読んでもらうとすごくいいと思う。
俺はフツーに楽しみたい。。。てか、あんまり相手の女性に”性遍歴”を感じると、引く方なんで、ま、そういうのもあるかな。好みの違いか。あんまり、あの子は寝てみたらどーだったとか、”比べる”っていうのも、自分流じゃないしな。(批判じゃなくて、俺とは違うな、という感じ。)
しかし、”奥の部屋”があるとは、勉強になりました。
女性として人生を乗りこなしている人たちがなぜ多くを語らないのか?がこの話でとてもよく理解出来ました。
第5話にある
“多くの男が自分の人生から逃げるために浮気や不倫をするのに対して、女性は自分と向き合うために性に向き合う。”
この箇所がその理由を最もよく言い表している。
①話にもあるように向き合おうとしても相手が必要だが、その時のパートナーがそこから逃げればまず傷つく
②うまく相手をみつけても、女性性を傷つける相手は向き合えずに傷つく
③傷つくは自分と向き合えないはという状態。または①②は容易に想像可能なのではなから向き合わない。
だって相手探しをしようにも傷つくことは怖いし、もう同じような相手を選ばないという保証もない。という合理化をする人がいても仕方ないだろう
そんなループに入り込んだら自分と向き合えないまま、未成熟でも……
男性嫌悪ってとても奥が深くて、哀しいことなんですね。
続編も楽しみです
なぜ性の話はタブーなのか?
性の話として、巷でよく共有されているAVや風俗は金銭を伴った偏った性的体験で夢物語、ファンタジーである。
しかし本来、性は日常である。
男性も女性も非日常に生きる幻想や偶像ではなく、現実を生きる生身の人間である。当たり前なんだけどね。
生身の男女として、目の前のパートナーや愛する人、またはそんな相手をみつけよう。
そして、小難しいことはさておき、とにかくお互いが楽しいSEXをしようじゃないのと思わされる作品です。
それだけでも、一読の価値あり。
無駄に性を消費するファンタジーや幻想は、あなたをいつまでたっても欲求不満にしたまま満たすことはない。
そんなものは早々に捨て去り、街に出て出会い、お互いに体当たりのSEXをしようよ。