アメコミのヒーロー物を見終わったような爽快な気分になりました。
今流行りのア●ンジャーズを彷彿とさせます。
つばきワールドですので、登場人物の個性は強いのですが、相変わらずトータルバランスが上手く取れているお陰でくどい印象もなく、さらっと読ませてくれます。
名古屋を舞台にして、描かれる物語はダークな世界観な歴史を感じさせながらも、近未来的な要素を取り入れた、
"THE☆名古屋愛活劇"
とても楽しませて頂きました♪
戦闘シーンは文字だけで描かれているのに、頭の中には映像が浮かんでくるほど巧みに表現されていて、非現実的な事象が起きているのも関わらず不思議とリアリティを感じました。
つばき様の想像力と表現力、恐るべしです!
うだるような夏の暑い日に、ころきしめんをかっ込んだ時のように、食べ(読み)応えがあるのに後味はさっぱり爽快!
そんな気分にさせられますよ♪
名古屋を知っている方なら、より面白い作品なのでしょう。主人公は大学受験を控えた高校生。彼が事件に巻き込まれていくパターンの読みやすい構成です。
主人公は勿論のこと細かい設定が伏線として張り巡らせてあり、王道なストーリー展開を飽きさせません。物語の雰囲気もコミカルな笑いを誘う書き方で楽しく気分良く気楽に読む事を推奨します。
真面目なシリアスシーンや残虐シーンがあるので、苦手な方は控えた方が良いと思います。そのシーンから突然ギャグへ移行する事が多いので、テンションの落差に戸惑うでしょう。
どれも作者様の文章力が高いので描写技術に私が翻弄されているだけかもしれませんね。
純粋なアクションヒーロー活劇がここにありました。
身の毛もよだつ魑魅魍魎をミニスカのおっさんがなぎ倒していく場所、それが名古屋。私の中の名古屋のイメージは今、まさに生まれ変わりました。
作品についてはタイトルが全てを物語っていました。え? 意味がわからない? 私もそうでした。しかし、これほどタイトルが全てをあらわしている作品はそうそうないのではないかな、と。
今年「あなたの街の物語」コンテスト、長編部門が開催されるならば、間違いなく受賞候補にあがるのではないかな、と軽く妄想しております。(昨年の審査員の方々が激怒して話が立ち消えになっていなければ……)
冗談は抜きにして、伊里亜さんが素敵すぎて、それだけで☆三つでした。
とてつもなく面白い作品でした。
マンガ的にデフォルメされたキャラクターはみんなアクが強いですが、それぞれに愛さずにはいられない強烈な魅力も備えています。
さらに、「意外な一面」を併せ持つキャラクターも多く、ギャップ萌えをはじめ、意外性を発見した時のカタルシスを存分に味わえます。
逆に「あなたはどこまでもそういう人なんですね...」という期待を裏切らないキャラクターももちろんいて...。
ストーリーにもこの意外性が良いスパイスになっています。
終盤には「え?そうだったの!?」という気持ちでワクワクも最高潮に。
そういう大変な事実が判明する傍らで、いちいちツッコミどころ満載の隊長は最高です...。
真面目な話の際にもちょいちょい笑いを挟んでくれるので、決してだれることなくテンポよく進みます。
映画などで言えば編集技術になるのでしょうか、文字を媒介に展開される映像を繋ぎ合わせるのがお上手だなと感じました。
アクションのカット、隊長のネタ的笑いのカットの繋ぎ方が絶妙だなと感じたのです。
そして、そう、「映像を繋ぎ合わせる」という言葉が出てくるくらい、臨場感たっぷりに映像が立ち上がってきます。
これは素晴らしい文章力の賜物だと思います。
もともと強い訳ではなく、科学の力でスーパーパワーを手に入れるというのが面白いです。
装甲があるからこそのパワー。
けれど、きちんと装甲を操る技術とともに体術の訓練も必要というのが、またリアリティがあります。
どこかアメコミ映画のようでもあり、装甲に身を包んだ時の超パワーの描写など、目に浮かんでくるようです。
いちいちエロい事を考えてしまう悲しいほど健全な主人公も良いキャラです。
読んで楽しく笑えてスカッとできる素敵な作品です。
とタイトルには書きましたが、名古屋を侵略する悪党から名古屋を守るため、名古屋を愛し、名古屋のために戦う、名古屋の受験生男女のアクションヒーロー大作です。
名古屋を舞台に、コメディーとアクションが炸裂します。もちろん敵も味方も強烈なキャラクターばかり、全編にほとばしる名古屋弁に、親切な名古屋案内もついて、圧倒的なリアリティ(つまり自分が名古屋にいるような気分になります)が生まれています。さらに物語の途中で出来る名古屋名物のおいしそうな事……
とにかくいろんな意味で名古屋愛をこれでもかと詰め込み、コメディとアクションを織り交ぜた、とにかく楽しめる小説でした。
みなさんもぜひ読んでみてください!
文句なしに面白いですよ。
ナゴヤ人のナゴヤ人によるナゴヤ人のためのアクション大作──の枠を越えた、誰が読んでも痛快なアクション大作です!
突き抜けたキャラクター造形に定評のある作者様ですが、登場するヒーロー「THE☆騎士MEN」は今作は変態度控えめ(それでも十二分にキャラが濃いのがすごい!)、ヒーロー然としたクールな戦いぶりが際立っています。
裏神道を祀る「金鶏」と呼ばれる敵達は妖しい術を使って攻撃してきますが、そのおどろおどろしい描写が文学的で美しく、さすがと言わざるを得ません。
そんなTHE☆騎士MENと金鶏の戦いは迫力満点!愉快で痛快!ピンチにハラハラ!とアクション映画を観ているかのように楽しめます。
さらに、今作は主人公蓮平くんの恋模様(もう一つの恋模様もありますが)が描かれているあたり、ハリウッド映画のような娯楽性に溢れた物語になっております。
作者様の豊富な知識や高い文章力がいかんなく発揮された今作、皆様もぜひお楽しみください(^^)
作者の縦横無尽な想像力が駆け巡る、躍動感溢れる作品です。
長年の恨みを果たそうとする邪悪な集団と、名古屋の平和を守り抜くために選ばれた戦士たち。彼らが悪戦苦闘しながらも強く結びつきながら悪に立ち向かう、爽快感たっぷりのストーリーです。
歯切れの良い展開が、しっかりとしたストーリーときめ細かい描写に支えられ、最後まで安心して作品の世界に没頭することができます。
華やかなアクションだけでなく、登場人物それぞれのキャラクターと個性も大変魅力的。初々しい主人公達の恋心や、周囲の登場人物の心の動きもきめ細やかに描かれ、満足感たっぷりの読後感です。
明るくて暖かみのある名古屋弁が一層その軽快感と明るさを引き立てる、理屈抜きで楽しめる素敵な作品。この世界観、ぜひお楽しみください!
名古屋を縦横無尽に主人公たちが駆け回る、アクションコメディー☆
笑いもありドキドキハラハラもある、読んでいてとても楽しい作品です!
作中は、作者さまの名古屋愛に満ち溢れており、名古屋飯、名古屋弁、そしてストーリーに絡んでくる名古屋の神社仏閣の歴史的な背景も垣間見え、非常に造詣の深い力作だと思います。
そして、いちばん魅力的なのは、個性溢れるキャラクターたち! 皆、魅力的で輝いています!
何と言ってもお調子者の「刀木さん」が素晴らしいです! 笑えます!
映像化した作品を観たいと純粋に思います!
文句なしの★3つ! いや、★5つでも足りないくらいの名作です!
ミステリーと思わせる『序』を読んだ後ジャンルを見るとSFとなっていて、『ミステリーとSFの融合かっ!』と期待の高まりと共に先を読み進めていくと……。
主人公である亜桜蓮平、そしてひょうきんな刀木鋭作とセレブ女子新空寺みやのの『THE☆騎士MEN』三人組が、まるで『ずっこけ三人組』のような安定感があっていいですね。何か、読んでていて安心しました。
そして物語は中盤、ミステリーからSFの様相を呈していき、それでいて現代アクションも加味されて、三つのジャンルを堪能したようなお得な気分になって読了しました。
これぞ、謎あり、バトルあり、笑いありの極上エンターテインメントだっ!
プラス作者様のナゴヤ愛で☆三つっ!!