避けようのない死がつきつけられることによって、いろいろな行動を起こしていく主人公。黒澤明の『生きる』のような。考えさせられる小説です。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
この作品は、死ぬことに対して開放感さえ感じていた主人公が自分に向けられる好意、友情、いつかもらった恩、過去の思い出に触れながら「自分にとって本当に大切なものは何か」を考えながら模索していく日々をつづ…続きを読む
行き先も見えず漫然と送ってきた日常。突然、そんな人生の終わりが見えたとき、それまで見ていた風景が全く違うものになっていく。最後の時、自分のそばに天使はいるでしょうか。自分は誰かの天使になることが…続きを読む
どこか寂しいような切ないようなかといって温かさもある物語が大好きです
人生とは有限だ。限られた時間を、いかに過ごすかでしかない。だけれど、もっとたくさんあるはずだと思っていた時間が、もうほんの僅かだと知った時、あなたはどうするだろうか。行動を起こすも起こさないも、…続きを読む
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