ミッドナイト・ロストサマー

作者 Reo.

46

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★★ Very Good!!

ある日出会った「変な仮面の美少女」、チカ。
彼女の言葉に、凍っていた千夜の人生が色づき始めるーー。

熱のこもった描写、引き込まれる表現……主人公の語りで進む今作に、とても合致していて没入感が……とても高い……のに……!
個人的には合間のあらすじや人物紹介は「作中で魅せてほしい」もの。
自分もできてはいないことを言うのは心苦しいですが、本当に「まだ伸びしろがあるのにもったいない」という印象を抱きました。

★★★ Excellent!!!

 あたしこと七織千夜と、チカ(水図千夏)は縦長の丸太のところで残念すぎる出会いをするが……。
 まず、自分を暗黒仮面とか言ってしまう痛々しいチカがインパクト大。見た目も口調も完全なる中二病の発症者であり、ラノベとしては及第点を軽く超えたキャラクターだろう。しかも仮面を取った素顔は凛々しくて美人とか、最強過ぎっ。
 二人の会話に青春を感じつつ読み進めていくと、チカが『何か』と戦っていること、そして秘密を抱いていることも知ることになるが、途中から切ない展開になっていき、いい意味で期待を裏切られた。

「戦友(ダチ)になって世界と戦うんじゃなかったのか? 七織が可哀想だからチカよ、早く戻ってこーいっ」

 ――これは私の心の叫びです(笑) 

★★★ Excellent!!!

ただ一つ言えるのは面白い。色々と新しい設定が、この物語に色を添えて演出してくれます。読んでみれば引き込まれる事、間違いないかと思いました。

下手な事をして、ネタバレに繋がるといけないので、あまり多く語りませんが、とにかく読んでみる事だけは、自信をもってオススメします! それだけ面白いですよ。この作品は……!!

★★★ Excellent!!!

濃密で詳細な物語の顛末。そして仰々しい舞台の存在が冒頭で提示されます。
先に続く物語からは、情景と小道具の質感に対するこだわりが見て取れました。この事から、前述の舞台に対する期待が高まります。

独特の生々しさと、事象を雑多に捉える視点は、
ダークで退廃的な舞台を構築するのに、必要不可欠な素養である事を知っていたので、この描写力がもしも、
現実見のある舞台ならではなく、非現実な舞台に活かされたらどうなるのだろう、と――期待を否が応でも高めます!
何気に自分の好きなガールミーツガールらしい走り出しでウホホイと歓喜!

更に喜ばしかったのは、多重に騙しを利かせた彼女のキャラクター造形でした。
掴みどころのない所作と、時の積み重ねを思わせる出で立ち、仮面の存在によって謎の奥行きを演出させ、尚且つ――
<チカ>という意味合いを幾多にも派生させた、語句に富んだ遊び心の方向性が、以上の要素と見事に合致させて強固なパーソナリティを形成しています。こんなん惚れてしまいますわ!

視点を一般的な感性の持ち主であるちやちゃんに置いて、読者の共感を引き出す造りになっているのも良かったです。
突飛で独りよがりな中二モノに見せかけてその本質は、計算高い綿密なファンタジーですよコレは!
あと<暗黒微笑>という懐かしいスラングにはフフッとなりました。ではまた、本日もおつかれさまです!

★★★ Excellent!!!

いろんな意味でヤバイ中二病患者(?)チカの青空のように明るい一面と、それに反するドス暗い一面は、物語の何を語るのでしょうか。

不良少女千夜はそんなチカの手をとって何を見るのか。
「戦友」になったチカと千夜は用意された舞台で、何と戦って、何に抗うのか。

たくさんの「いったいどうなるんだろう」が散りばめられています。




別サイトで読了してるので、今後どうなるのかもおおよそ知っている身ですが。
書きなおされて(書き加えられて)いる部分もあるようなので、改めて今後の展開を楽しみにしたいと思います。

続き、楽しみにしています。