「愛すること=寿命を渡すこと」こんな世界でそれでも人は人を愛せるのか?

 面白そうです。
 ひとつ、思ったのはヒロインの人気度のことで、実際人を愛すると寿命が縮む世界でそれほどの人気を得るには相当な方だと思います。 
 狙っているのではなく周りが勝手に……という感じなのでなおのことヒロインのキャラ付けというか設定に何かがいると思います。
 あと、主人公のキャラですが、このような世界では割と多くの人が取り得る選択に見えて特別性が感じられないです。
 主人公が割と一般的な感じで問題ないならいいのですが、もし、主人公が世間の風潮と違った生き方をしているように描くならもう一工夫必要かと思います。
 この世界で愛を育める人は相当タフですね……。

 こんなストーリーを思いつきました。
(この世界観を描く自信はないので書けませんが……)

 夫婦が二人で寿命交換しながら仲睦まじく生きていたはずが、ある日、夫(妻でもいいです。そうすると以下逆)の寿命がどんどん縮まっていく。
 夫は妻の不倫を疑い、彼女との関係を壊してしまう。
 妻からの愛がなくなってしまったから自分の寿命が縮まったと思い込んで。
 そして夫も妻を愛することをやめる。
 すると夫は元どうりになって、寿命が回復。
 いよいよ夫は妻の不倫? を疑い、妻と別れるが、そのあと、妻が死んだことがわかる。
 妻に寿命を与えていた自分以外の存在がいなかったことを知った夫は妻の片思いだったのかと、若干心苦しく思いながらも妻のなくなった病院へ。
 そこで夫は妻が重い病気になっていたことを知る。
 不倫は一切なく、妻の尽きかけていた寿命に自身の愛、つまり寿命を注ぎ込んでいたせいで自分の死期が一時近ずいていたのだと。
 そして、妻の少し残った寿命を受け取ってしまい、妻の病気をいっそう加速させて、妻の寿命を受け取ってしまった夫は妻の手紙を読んで涙をこぼす。
 妻はもういない。
 本当なら妻と寿命を分け合い(もしくは交換して)、一緒に死ぬことができたのに(もしくは妻の代わりに死ねたのに……)。
 自殺してしまいたいが、妻の手紙の「私の分まで生きて下さい」の文字がそれを許さない。
 文字通り、夫は妻の残りの命を受け取ってしまったのだから……。
 

みたいな話を思いついてしまいました。
 長々とすみません。