このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(294文字)
クトゥルフ神話について知識や興味がある人であれば、作者さまのより深い世界観を堪能出来る作品です。ジャンルはホラーとなっていますが、SF要素が強いという印象がある作品だと思います。また私のようにクトゥルフ神話初心者でも、問題なく作品の世界観にのめり込むことが出来ます。怪談話として有名な百物語を意識していることも、怖いながらもどこか親しみを持つような作風を感じました。
クトゥルフ神話関連のお話をめったに読まないので、新鮮で面白かったです。
和。現と幻。其処にクトゥルー神話を重ねた、病的かつ奇怪な悦び。脳髄へと這いよる恐怖の所業は正しく『愛に坐す当主様』の為に! 不可思議で何処か愉快、されど囁く未知の音。今後の楽しみが増えました。作者様に感謝を!
あまりの不可思議さに、その話に聞き入るように読んでいたら最新話まで一気読みしてしまいました。背筋が寒くなるのにやめられず、なんだろう?どうなんだろう?と好奇心を掻き立てられるお話です。続きを楽しみに待ちたいです。それにしても世の中には科学的には証明できないような不思議な出来事が多いです。証明できないからこそ人の創造力と好奇心、探求心をくすぐるのかもしれません。
迫り来る怪異に恐怖を覚えつつも、物語に登場するFさんの状況に非常に親近感を覚え、現実と空想のマッチが素晴らしかった!!個人的に、Fさんには幸せになってもらいたい笑
作者の方が百物語をテープに録音していくという手法は新しい。ナイスアイデアです。果たして百物語目を語った時に何が起こるのか?今から楽しみにしております。
私は短編にはMAX星2つと決めているので、この評価ですが、1500文字程度で完成度の高い物語に仕上がっています。良い怪談ですね。怪談を書く際に、その現象を科学的に検証できない舞台設定が必要だと思うのですが、それを上手に設定されていると思います。更に2話から4話まで読みました。今のところ、1話が最も好きです。作者にお願いが有ります。振り仮名をもっと増やしもらえませんか?そうすると、作品をもっと楽しめると思うのです。
暗黒神話✖怪談。非常に親和性が高いものの、誰しもがうまく構成できるわけではないです。 この掌編は両方の要素をうまく融合、昇華させています。 みなの唱和が脳からこびりついて離れない……!