まさにファンタジーの王道

少年の成長物語。まさに王道のファンタジー。
そうそう、おじさんはこういうのを読みたいのよと膝を叩いてしまいました。
しっかりした、優しく語りかけてくるような文章はまるで、酒場で吟遊詩人の冒険譚を聞いているような心地よさです。
強気で怖いモノ知らずの少年ジャシードにはらはらしつつ、すっかり保護者目線で読んでしまいました。
父と母という先輩冒険者といっしょに初めての旅に出るなんてシチュエーションはたまりませんね。
幼なじみのマーシャが可愛くていじらしくて、ニヤニヤしてしまいます。

ラノベ好きの人にも、最近のラノベに飽きたという人にも、皆さんに広く読んでほしい作品ですね。
文句なしで星三つです。