あとがき
く~疲れました
はい、これで猫がきゅうりに驚く理由は終わりです。最後まで読んでくださった皆様も、そうでない皆様もお疲れ様でした。
この小説、書き始めた時はただの軽い思いつきだったんですよ。猫がきゅうりに驚く動画を見て、実はこう言う理由で驚いていたんだよって話を書いたら面白いなって閃いたのがきっかけです。
それで短編オムニバスの7話までは一気に書き上げました。書き上げたところでPCがフリーズしてしまって同じ話を二回書く羽目になってしまったのも今ではいい思い出です(遠い目)。
私は最初は短くてもどんどん話を長くしてしまう癖がありまして、8話目でついにそれが炸裂してしまいます。簡単な短編オムニバスで済ますはずが、ちょっと長くなりました。その傾向はその後も続いてしまい、ラストエピソードは単体で10万文字を超えていますよね。これ、計算じゃないです、ノリでやっていたらそうなってしまったんです。
本当は10話で終わろうと思っていたんですよ。でも何だかそれで終わるのも寂しいかなって事で、11話をおまけでボーナストラックやアンコールのような位置付けとして書き始めました。夢がテーマって事で色んなパターンを思いつく限りに投入したらあんなボリュームになってしまったんです(汗)。
考えてみたら11話の「悪夢を見る猫」はその構成自体が短編オムニバスで、まるで入れ子構造みたいになっていますよね。書き終わった後に気付きましたけど。これ、別に狙った訳じゃないんです。偶然なんですよ。
猫がきゅうりに驚く理由はこのネタを色んな人に書いてもらいたいなって思って書き進めていた部分もありました。プレゼンが下手で全然広がりませんでしたが……(汗)。誰かこのお題でお話を書いてくれないかな。色んな人が考える猫がきゅうりに驚く理由を読んでみたいです、個人的に。
この作品、全部その場の思いつきで書いているんです。プロットなし。頭の中に浮かんだ物語を黙々と書き連ねました。作中に出てくる色んな設定も全てその場の思いつきです。本当に軽い話のつもりで書き始めたので最後までそのノリを貫きました。
まずタイトルだけ先に考えて一気にバーっと書いてそのイメージだけで書いていったんですけど、中にはこの先の展開をどうしようって悩んでしまうようなのもあって……。でもいざ書く頃になると不思議とその都度いいアイディアが浮かぶものなんですよね。だから執筆中は色々と面白かったです。
この話は全て落ちが決まっていますよね。猫がきゅうりに驚いて終わり。だからハッピーエンドって作りづらくて。個人的に猫が悲しむ展開は書いていてちょっと辛い部分もありました。だからこそハッピーエンド的な展開で終わった第9話の「魔女との約束」は個人的に好きな話です。
ラストエピソードの「悪夢を見る猫」は様々な夢の話を書いているんですけど、明るい展開から暗い展開まで色々とバラエティ豊かになったと思います。出来れば全エピソードを明るい話にしたかったんですけどね。それは私の力量不足で無理でした。
悪夢の中で好きな話は一番明るい「魔法使い編」です。自分でも笑えるくらいアホな展開に出来て個人的に楽しかったんですけど、楽しんで頂けましたでしょうか?ギャグって個人差が大きいからつまらなかったらごめんなさい。
ただ、全エピソードで人気投票なのをしたら多分1話が一番人気になる気がします。やっぱり最初の話なので色々と完成度が高いんですよね。短いし分かりやすいし。本来この一話だけの短編で終わっても良かったのかも知れません。
でも書いていると結構色んなパターンを思いついちゃったんですよね。思いついたら書かないとその話に失礼じゃないですか。だから頑張りましたよ。色んな話がある中でひとつでも楽しめた話があったなら幸いに思います。
長々と書いて来ましたが、ここでこのあとがきも終わろうと思います。最後まで読んでくださり有難うございました。もし良かったらこのテーマで何かお話を書いてみてくださいね。そして出来のいいものが書けたらこっそり私に教えてください。読みに行きますよ!
ネコがきゅうりに驚く理由 にゃべ♪ @nyabech2016
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