確かにトラックにひかれて異世界に行っちゃうお話多いですもんね。この運転手さん以外もこんな運命たどってるのかと思うと……(笑)
この運ちゃんにひかれれば転生の確率が上がるらしい。転生するにも世界を救うにも、問題しかない(笑)トラックの運ちゃん、お疲れ様です。これこそ巻き込まれ事故だよ
転生勇者の志望者が、道路にずらっとならんで、主人公にピーされるのを待っている。ああ、うん。これおかしいわ。ただごとでないわ。と、先に言いますがネタバレかも。主人公のお助けキャラがまずおかしい。主人公に轢殺をすすめるとか、本気で困りものである。敵である世間を味方につけたと思ったら、ますますおかしな事態に寄っていく。考えたこともなかったけれど、考え出した作者さん、すごいなと思いました。脱帽です。
転生者を轢いてしまったトラック乗りの話。12人も轢いてるところで何らかの意思を感じられ物語に引き込まれます。そして裁判風景をやっていくのかと思いきや……斬新な視点に独特の展開!一話でさっくりと読める手軽さ!ラストの落ちも味があって良かったです。意外な話をさくっと読みたい休み時間などに最適な作品です。
異世界転生モノの新しい視点に、思わず感嘆。そして笑い。異世界転生ものは事故で死んだ主人公からの視点では絶対に描けない世界。そうだよね。事故とはいえ轢き殺しちゃったら罪に問われるよね。しかもこの物語のトラック運転手は…その悲哀に思わず「キツイね…」と声をかけたくなっちゃう事請け合いです。
後半の展開に大笑いしました。ただでさえ可哀相な運ちゃんに、さらに過酷な運命を与えなくても(笑)。転生ものが大好き!という純粋な中高生辺りに読んでほしい一作です。
世間一般的には絶対的に悪だとされる轢殺という行為を、目的の為に行うべきか否か。別の世界を救う為なら轢殺すら推奨されるべきなのか。それとも、如何なる目的の為であっても轢殺は悪であって禁止されるべきなのか。という倫理学的な問いがここにある……。そもそも“トラックに轢かれて転生”なんてトンデモ話が、カクヨムで平然と常識になっている事が、わたくし個人的には理解し難いのですが、それはまた別の話ですね。
こんな誰も救われない物語をよくかんがえたな、とゾッとしました(笑)それだけに先はどうなるのだろうと読み進めてしまいました。できれば、続きが読みたいですね、期待を込めて星二つ送らせて頂きます。
トラックで転生は多々ありますが、トラックで轢いた側が描かれたのは初だと思います。
異世界転生物は、まず物語の発端で「主人公の死」が発生する訳ですが、物語の初めにおいて死を齎す舞台装置サイドの事が主題になる話は読んだ事がありません。本作はその舞台装置サイドにスポットライトを当てて主人公にし、その舞台装置にも充分に物語性を持たせ、ストーリーを大きく広げる事が出来る可能性を示唆しました。短い話ですが非常に読み応えがあり、大変に面白かったです。素晴らしい物語を生み出して下さった事、作者様に心から感謝します!!
異世界転生物を読むたびに、トラックの運ちゃん可哀想だなぁと思っていましたが、ようやく生の声が聞けました。
ネット小説の転生モノは既に出尽くしたと思っていましたが、短編とは言え新たな視点の開拓をされたことに驚きです。許されるなら、長編を是非とも読ませて頂きたいものです。
トラックに轢かれて異世界転生、というのは良くありますが、「残される轢いた側はどうなるんだろう?」というのは時々考えていました。この小説はそのことに対する一つの答えですが、単純に裁判受けて交通刑務所に入って終わり、とならずこれもまた一つの物語に昇華されているのが良いと思います。それにしても、検事ェ……w
異世界転生の手段としては、あまりにも有名? であるトラックによる轢死。だけど、轢いちゃった方は堪ったもんじゃない!裁判やら、慰謝料などなど、さだまさし氏の「償い」に登場する「ゆうちゃん」と同じ目に遭うことは必死なわけです。敢えてそこに着目する人がいなかったので、その点に感服いたしました。
異世界へ飛び込む人間達からすれば何ら問題もありませんが、轢いてしまった人間にとっては罪悪感が半端ない。これは善良な人間には厳しいを通り越し、酷としか言わざるを得ませんね(汗)
異世界転生モノにありがちな「トラックにひかれる」始まり方。これは轢いたトラック運転手の物語である。轢いたトラック運転手の苦悩。それに対して、轢かれた被害者たちの喜びよう、さらにトラック運転手にさらに人を轢かせようとする人たちを見ると、最早狂気しか感じない。恐怖を感じられたので、星を。
まあ、トラックに轢かれてあっち側でのうのうと暮らしてる転生者ってののギミックの闇の部分にスポットを当てているのは面白いのですが、ただやはり、異世界テンプレにぶら下がった物語で終始している。転生者に『魔王』が含まれるのはなぜでしょう??このネタならもっと深く書けますよ。
異世界へと転生するために、幾度も使われてきたトラック。その運転手の末路はまさしくこんな感じなのだろうと思う。この作品では、トラックの運転手に異世界へ送る力があったけれど、他の作品ではただ罪を背負っただけの運転手の方が多いだろう。今まで幾人の運転手達が犠牲になったのか……。今後異世界転生モノを作る予定の皆さんには、今一度考えて欲しい。あと、時節入るネタで笑わせて頂きました。幼馴染のエキスパート? 何それ、僕も欲しい。