復讐のはずが、思わぬ展開に…びっくり。自分を認めてくれる存在に好意を持つのは実に人間らしい。こんな世界なら私は生き残れないかも。
静かに物語が進んでいき、スラスラと読めます。この物語はここにたどり着くのかなと想像しながら読んでいたら……思いもかけない展開に驚きました。
俺自身にアート、その歴史に関する造詣があったら、もっと「あるある」という感じで面白いのかなと思いつつ、造詣まったくない俺でもゲラッゲラ笑いながら読めたので万人向けと思います(万人、というのをアートの知識の有無だけで区分した場合)。お勧めです。