概要
僕と彼女の夢の終わりはこんなにも儚く、幸いがあふれてた。
2人だけのこの町に雪が降る。
つないだ手の温かさは、肌に触れた雪の冷たさも心地よいと思えるほどだった。
「いこっ」
僕の顔を下から覗き込み彼女は言った。
・・・一体どこに行くというのだろうか
この町を出ても何も無いというのに
誰がいる訳でもなく、何か出来る訳でもなく。僕たちはただ残された時間を、この世界で待つしかないというのに。
彼女に手を引かれ、真っ白な道に新しい足跡をつけていく
当ても無く、ただ僕たちは進むのだ。
つないだ手の温かさは、肌に触れた雪の冷たさも心地よいと思えるほどだった。
「いこっ」
僕の顔を下から覗き込み彼女は言った。
・・・一体どこに行くというのだろうか
この町を出ても何も無いというのに
誰がいる訳でもなく、何か出来る訳でもなく。僕たちはただ残された時間を、この世界で待つしかないというのに。
彼女に手を引かれ、真っ白な道に新しい足跡をつけていく
当ても無く、ただ僕たちは進むのだ。
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