第2話
血が垂らせない……。
俺は今猛烈に困っている。血を垂らすことができないとステータスが見れないのだっ!
なぜなんだ! 神はなんて非情なのだ!!
……ふぅ、どうしよ。
「む? どうしたのじゃ? そこのヤツ」
やっべ、気付かれたわ。そのうち独り立ちしたいから目立ちたくないしな……。ええぃ、痛いのは我慢だ!!
俺はぶすっと、そういう音がしそうな勢いで針をさした。勿論いたい。めっちゃくちゃ痛い……。 だがステータスプレートに血を垂らすことはできた。
「あ、いえ、何でもないです! ちゃんと出来ました!」
「む、そうか、ならよい」
さーて、俺のステータスを拝むとするかっっ!!
ステータス
名前:進藤雄也
種族:人間
レベル:1
職業:学生
体力:1500
魔力:500
攻撃力:120
魔法攻撃力:200
精神力:300
運:30
物理防御力:100
魔法防御力:100
素早さ:800
固有スキル
アイテムボックス/鑑定/完全偽装/魔族化/並列思考/無詠唱/
スキル
剣技10/古代魔法1/初級魔法(火・水・風・土)10/中級魔法(火・水・風・土)10/暗黒魔法1/聖魔法1/手加減4/空間魔法7/召喚魔法2/生活魔法10/取得経験値4倍/必要経験値4分の1/
称号
ぼっち(笑)/神からの祝福を受けたもの/異世界召喚されしもの
………うん、わかんね。
この世界の基準知らないからのんとも言えねぇな。
ただ、一つだけ言える。これチート来たんじゃね!?
経験値実質16倍だろ? すごい勢いで強くなっていけそう!
「さて、全員ステータスの開示は終わったかの? 全員が固有スキルとしてアイテムボックスと鑑定が発現しているはずじゃ。他にはスキルもあるはずじゃが、勇者ともあれば特級魔法を使えるやつもおるのではないか?」
「おぉ! 俺のこれがそうか! 特級魔法(火)って書いてあるぜ!」
「私も!特級魔法水があるわ!」
その他にも特級魔法を使えるものは8人ほどいた…。中級魔法までしか使えないなんて言えない……。
「ほっほっ、優秀じゃのぉ。魔法は使いたい魔法を頭に思い浮かべると詠唱が浮かんでくるからそれを読めば発動するぞ。」
なんだかんだでみんな楽しそうだ。おい、さっき文句言ってたヤツらがステータスプレートみてきゃっきゃ騒いでるぞ! 虫のいい奴らだな。
俺の性能微妙すぎるだろ……。いくら経験値実質16倍つっても、中級までしか使えないのなら最終的には特級使える方が強いと思うんだが……。
後から使えるようになったr「因みに魔法系統のスキルは後から発現する事はまずない。残念じゃが、今記載されている魔法しか使えぬ。」………………。めっちゃ、ピンポイントな回答ありがとうございます。
「それではそろそろ訓練に行ってもらおうかの。ロナード。」
「は。それではただ今より転移魔方陣を使い勇者様方を訓練場に送ります。そこの魔法陣の上に立ってください」
え? わざわざ転移魔方陣使うの? 訓練場に行くために? 俺以外に疑問に思ってる奴はいないし別に変わったことでもないのか?
まぁいいか、異世界に来たからには頑張って強くなってハーレムを築くぞ!
そして俺達の足元が光出し完全に光に包み込まれる直前、王様の顔が醜悪な笑みに歪んだように見えた。
異世界チーレムに憧れた少年はチートを使って高みを目指す @kotatsumuri
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