プロット
国内のとある科学技術的要人が、敵によって殺害される。
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朝。青空の下の主人公の家(有力者の家らしい、わりと大きな平屋)。
襖に映されている、科学技術的要人の連続殺害事件のニュース。
※メモ:
事件を伝える際、邦画でよくある実際の日本のTVそのままな下品な感じは出さずに、うまくかっこよく見せたい。(あえて日本ではなく世界側のニュースで見せるとか?)
和服を脱ぎ、びしっとスーツに着替え、眼鏡をかける主人公。
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主人公、車で勤務先の自動車会社へ出勤。
社内には、人間に交じってロボットの社員の姿もある。(ロボットの存在が普通の世界。ロボットたちの動きは丁寧。)
オフィスにて、上司に、主人公が安全設計を担当している新車種の安全検証のために検証施設へ向かうよう指示される。
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検証施設へやってきた主人公。
そこに現れるヒロイン。検証ホールまで案内するというヒロインに、「今回はきみがうちの担当か」と気まずそうな主人公。「お祖父さま(博士)が何やら気をきかせたみたいだけど、仕事にプライベートは関係ないわ」と冷たく流すヒロイン。
検証ホールにやってきたふたり。
検証対象の自動車が、猛スピードで検証用壁に激突。大破。
想定外の光景に、慌てて車に駆け寄る主人公。
と、大破した車の運転席からボロボロになったロボ(相棒ロボ)が出てくる。
「こいつを設計したのは、どこのマヌケだ!?」と怒りのロボ。(ここまでに見られた丁寧なロボットたちとは全く異なる態度の悪さ。)
自分が設計したと主人公が言うと、ロボは主人公に向かってさらなる文句を言いまくる。
最初はあっけにとられていた主人公だが、ロボの態度にだんだんと怒りが増し、ついに「想定を超えた速度を出したのは、おまえだろう!?」とロボに文句を言う。
「安全のための車なんてつまらない」というロボ。
「うちは安全な車を開発しているんだ」という主人公。
ヒロインは、「実際、無茶なスピードを出そうとする運転者はいるから、それを踏まえて調整をやり直して」と、ロボの肩を持つ形で主人公にダメ出しをする。援護射撃を得て嬉しそうなロボ。
新しいロボの態度について文句を言う主人公だが、「彼を作ったのはお祖父さまと私。文句ある?」とヒロイン。
「その様子じゃ、わしの復縁作戦は失敗だったようだな」と、険悪なムードの3人のところへやってくる博士。「お祖父さま」とヒロイン。
博士は主人公に、ロボのAI調整のために、少しの間、彼と行動を共にしてほしいと依頼する。
それを聞いて文句を言うロボだが、主人公はいつもお世話になっている博士からの依頼を断れず、渋々それを受ける。
別れ際、博士は「おまえのアレ(歌舞伎流忍術)をこいつに仕込んでくれてもいいんだぞ」と冗談ぽく言うが、主人公は「アレはあんたの孫娘から止められている。関係が悪化した原因だ」と拒否する。「なんだなんだ?」と主人公の言葉に引っかかるロボのことも無視する主人公。
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行動をともにすることになった主人公とロボ。
ロボ、外の世界ははじめてだと言い、憧れのサムライへの想いを熱く語る。
ロボ:
「日本人はサムライなんだろ? よーく知ってるぜ! チョンマゲにセップクに……」
主人公:
「もういない。そういう幻想は日本をよく知らない外国人の頭の中だけにしてくれ。きみはロボットだろう?」
外に出て、主人公の言うとおりだと思い知ったロボは心底つまらなそうにする。
「チッ。俺より強いサムライばかりだと思っていたのに、どいつもこいつも俺より弱そうじゃないか。いつかサムライの刀をこの身に受けることが夢だったのにな。俺は検証用ロボだから、衝撃や破壊に強いんだぜ?」
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主人公の日常に介入するロボ。
※メモ:
ふたりの関係はコメディ的。洋画吹替ぽいジャパニーズジョークを交えて、台詞のやりとりをする。
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そしてある日、国内の科学技術的要人であった博士が、敵に殺害されてしまう。
ショックを受ける主人公とロボ。
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ヒロインと会うふたり。
ヒロインは、博士がある組織(敵)の勧誘を断り続けていたことを語る。
その理由の説明のため、ヒロインは博士が死ぬ前に完成させて自分へ託した「あるもの」を取り出す。
そこに現れる敵組織。
アニメ的夢を現実にした日本の武力を世界に見せつける、という自分たちの目的のために、「あるもの」を渡すようヒロインに迫る敵幹部。
断るヒロイン。
アニメ的武器を使って襲いかかってくる敵。
絶対絶命の事態に歌舞伎流忍術のチカラを解禁しようとする主人公だが、ヒロインが「だめよ! あれを使ったら、あなたはあなたでなくなる!」と止めに入る。躊躇する主人公。(ここで、彼女が以前主人公にチカラの使用を止めるよう言っていたのが、ドン引きしてのことではなく、彼の身を案じてのことだったことがわかる。)
その時、ロボが、博士が密かに彼の身に搭載していた武器で敵に反撃をし始める。
ロボの活躍によって敵幹部も倒し、形成逆転する。
しかし、そこへ敵ボスが搭乗する人搭乗型ロボが現れ、相棒ロボを圧倒的な強さで倒し、「あるもの」ごとヒロインを連れ去ってしまう。
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残された主人公と相棒ロボ。
その時、主人公の目つきが鋭くなる。その様子を不思議がるロボ。
主人公、ずっと使わずにいた歌舞伎流忍術を発動。
スパイアイテムのようなものを使用し、敵の居場所を特定。
超スピードで駆け出す。
「なんだよ、サムライじゃなくてニンジャだったのかよ」と悪態をつきつつ、それを追いかけるロボ。
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敵の本拠地に突入した主人公とロボ。
はじめての共闘で、敵雑魚を倒して進む。
この過程で仲が良くなり息が合ってくる。
最初はヒロインが怖れていたとおりに鬼のような精神状態だった主人公も、ロボとの軽いやり取りを経てチカラはそのままにもとの人格を取り戻す。
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ヒロインと再会する主人公。
主人公がチカラを使用したことを嘆くヒロインだが、前に見た時とは異なり、いつもどおりの主人公であることに安堵する。
しかし、「あるもの」は敵ボスに取られてしまったという。
そこに現れる敵ボス。
さらに、その背後に現れる人型巨大ロボ。
敵ボス、人型巨大ロボに搭乗し、ヒロインから奪った「あるもの」を巨大ロボにセット。世界に向けた超兵器の起動準備開始。
敵本拠地の外で、最後の戦いへ。
人型巨大ロボ(敵ボス搭乗) VS 相棒ロボ
人搭乗型ロボ(敵幹部搭乗) VS 主人公
本拠地内のシステムに干渉し、超兵器の発動を止めようとするヒロイン
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戦いの末に、敵ボスは奥の手である刀型の武器を相棒ロボの身に振り下ろす。
しかし、「サムライの刀をこの身に受ける夢が、こんなところで叶うなんてな」と相棒ロボは立ち上がる。
その様子に動きを止めてしまった敵ボスから、ヒロインの助けも得て「あるもの」を取り戻す主人公。
超兵器は起動できないと悟った敵ボスは、巨大ロボに仕込んだ超自爆装置を起動。それと同時に巨大ロボから脱出する敵ボス。
主人公、「あるもの」を相棒ロボに投げ渡して、逃げようとした敵ボスを捕らえる。
しかし自爆装置は止められない。
その時、相棒ロボが自身の自己犠牲機能で爆発を最小限にすると言い出す。
止めに入る主人公だが、相棒ロボは取り返した「あるもの」を自分の体に装着する。ロボ、パワーアップ。
「俺は検証用ロボだ。衝撃や破壊に強いんだぜ?」と言い残したロボの自己犠牲機能が発動。
敵巨大ロボの超自爆は最小限の爆発に抑えられ、世界も日本も事なきを得る。
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エピローグ。
安全検証施設にやってきた主人公。
「あいつ(敵ボス)はどうなったの?」というヒロインに、「さあな。残党がいないか、今うちの親戚がめずらしく手を取り合って、歌舞伎術と忍術の両方で締めあげているよ」と主人公。
ついでに久しぶりの外食の約束をするふたり。
検証開始。
主人公が開発したあの自動車が、前と同じように猛スピードで壁に向かっていく。
しかし、自動車が大破する前に、壁の方が壊れてしまう。
無傷の車から無傷で出てくる相棒ロボ。
「修理ついでにパワーアップしてもらったぜ」というロボ。
「私もあなたにならって本気を出してみたの」とヒロイン。
主人公とロボ、気の利いた台詞を言い合って、おわり。
end
クラッシュ・ラッシュ・テスターズ リョコ @Ryoco
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