サクラの花の散りゆく下で

 絵を描くことの意味が分からなくなってしまった主人公への先生の言葉が身に沁みました。創作をする者なら誰でも行き詰ったりするものです。そこからの脱却、出発がさらりと描かれています。
 否定されることから始まる物語は、主人公への共感をそそりました。彼女がそこからどのようにして前へ進むのか、お楽しみください。

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