ホラーはこのようにまず謎があるべきなのだ。 迫り来るゾンビや夜を脅かす狼男と吸血鬼なんてのはホラーかもしれないけれど、剣をバールに、魔法を銀の弾丸に置き換えたアクションRPGにしか見えない。主人公がつよくてこわくない。 正体不明の「何か」が怖くて足が竦みそれでも目的のために進まねばならぬところに逃げられない恐怖がある。 SFでありミステリでありそしてホラーである原発ピグミーにとても期待している。
まずこれを一通り読んで、衝撃を受けた。『カクヨムにもこんな本格的なバイオ系ホラーがあるのか』と。誰も存在し得ない場所に棲む謎の生物、その裏にある思惑、様々なものが渦巻く中、驚愕の真実へと辿り着いて…続きを読む
舞台、隠れ家、制限時間、責任――彼女の両肩に乗った、多重の因果への理解が深まるにつれて、肥大化する恐怖心。画面越しの自分ですら、圧迫されるようなこの息苦しさと焦燥感に、思わず喘いでしまった程です…続きを読む
小説世界の社会情報をリアル寄りに、頻繁に小出しに与える演出がホラー方向にぐっと押し込んでくれる。一連の作品の中では、どこか瀬名秀明に似たテイストもあるこれが一番でした。完結おめでとう&ありがと…続きを読む
先が気になって読む手が止められない。
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