王道でありながら個性的!

物語の根幹といいますか、流れ的には王道ファンタジーですね。それゆえに安定感があり無理なく読み進めることが出来ます。しかし、この作品の強みはそこだけではなく、特筆すべきは世界観でしょうか。

舞台は日本でも、仮想世界でもなくメキシコ!馴染みはないものの、現実に存在する海外で繰り広げられる展開が凄く魅力的ですね。臨場感がある描写に加え、作者様が実際に滞在していた経験がこのお話に深みを出していると思います。これはなかなか他人には真似できない強みですね。

独特の毛色を持つ王道ファンタジー。これからの展開が楽しみです!