どうするとこの発想が生まれるのか

種の存続の為にと思うなら、それは精巣であり、相手に贈るのは精子である。
だが、作者がこだわったのは「おちんぽ」そのものだ。
そして「おちんぽ」を自分の本体にまで高め、それ以外の体の部位を全て「おちんぽ」の為だけに存在すると言うところに位置付けているところが侮れない。
更に、自分の一部であったであろうその部位に愛情のような物さえ感じ取れる一人称の語り口、「おやすみ」と挨拶する時の眼差しなどは、既に父親が娘を見つめるような不思議な感覚に陥らせる。
とにかく読んでみて。

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