なんて素晴らしい空気感
- ★★★ Excellent!!!
動物と付き合う中で、避けられないのは死別の悲しみ。しかしその悲しみは絶対的なものではなく、常に相対的で、深く付き合えば付き合あう程、そこに悲しみは無くなっていき、喪失感だけが大きくなる。
筆者は2週間前に愛犬を亡くし、しばらくカクヨムで”読む”ことを離れていたが、その間に、本作が公開されていた。
動物と飼い主の空気感は、動物を飼っていなければ分からないと思う。作者はそれを知っているの?
ようやく悲しみが癒え、久しぶりに読むことを始め、そして本作に出会った。不覚にも涙がこぼれたが、それは忌むべきのもでなく、とても爽やかなものだった。
この作者を知ったことは、カクヨムに投稿した最大の収穫と思う。
良い作品をありがとう。