第4話~大魔法VS拳法!コアラヌンチャク破滅編!~

前回のあらすじ


「ウオオオー!死ねー!!!!」


「ギャー!!!!」


「あ!死んだアル!!世界は喜びに満ちてただライライは嬉しい顔をするアル!!!!」


「うわあ、死体が動いた!!!ヤバイ!!あ!血文字!?いるぞ魔法使い!!」


~本編~

アーリアの死体は!!血文字で教えてくれた!!!魔法使いが居る場所を!!その場所に行けば!!!居るのだ!!忌むべき存在が!!!超ムカつく存在が居るのだ!!!

殺さなければならない!!!元の世界に帰れなくなった二人と二匹(一匹の魂はすでに生まれ変わっている!………何かに!!!!)アーリア(首なし死体)が言うには大魔法使い(魔法使いが)地下(ちか)に閉じ込められているのだ!!!


そいつはジェイコブ!ライライ!ザ・コアラ!の三人を元の世界に戻すことができるかもしれない!!だから見つけるのだ!!でも…もし、元の世界に戻すことができなかったらどうなる!?死ぬのだ!!完全な良い感じの重さの肉の塊になって死ぬのだ!!!それは悲しいことではない…人生は肉である。肉は人生である。君は肉かな?何か何かの!!!!!


「うおおー!!地下が遠い!!最強に降りているのに全然着かないぞ!!おい!お姉ちゃん!!どう言う事だ!?」


「ゴヴォヴォヴォヴォヴォ…ゴヴォー!!!!」


アーリアは話す事でできない!!!なぜなら!!ライライに頭を完全粉砕されたからで~す!!怖いね~!!でもね…死んだ女は…一番可愛いんやで~!!!!!


「アイヤー!!どこまで降りても階段ある!!!もしかしたら…」


「どうしたのかね?気になる事が?ほら、話すが良いよ?このコアラに全てを?甘えるんじゃない!!!秘密を尊びたまえ!!」


「違うアル!!!これは…もしや…ずっと同じところを回り続けているかもしれないアル!!!!」


「なんだって!?そんなふざけた話があるか!!!」


「いや…もしかしたらそうかも知れないね?ほら、アーリアの脳の欠片がこんなにも落ちているが?ミキプルーンの苗木だね?脳があるからね?」


なんと!!!やはり同じところをぐるぐると回っていた!!!これは…何かしらの魔法を掛けられている!!!その時!!ジェイコブはキレた!!キレやすい16歳だからこそキレたのだ!!!


「おらあ!!!アホンダラア!!出てこんかい!!!出てこないと!!!やるぞ…!!!いや!!!やってやる!やってやるんですよ!!!無尾熊絶対殺す拳究極奥義!!!!なんでも粉々肘!!!!」


ジェイコブを肘を天空に掲げる!!!瞬間!!!肘の先から完全な!冷酷無比な破壊光線が出た!!!なぜこんな技が!?それは……男だからだ!!!!!そして無尾熊絶対殺す拳の伝承者だからだ!!!!!!!これ以上の説明があるか!!!!黙れ!!!!!!!!!!!!!!


「ほう?稚児よ?探すより破壊を選ぶね?賢い!!!こんな世界は完全破壊が世の常だからね?」


「ライライもやるある!!!キョンシー生死ぶち破り拳奥義!!TNT!!!!!」


ドグアアアワアアアアアアアアアン!


もうダメだ!!城に人格があるならもう………言葉を発することもできない…最強に凄まった破壊の果てに城は何を見るのか…そう、城は夢を見ていた。子供の時の夢だ。城には母がいなかった。いつも大きな父城と一緒にいた。


「城…大きくなりたいょ…!!!」


「城よ。成れる。成れるんだ。土が成って城だ。」


「父城……ねえ…母城は………」


「父城は…頼りないか…?」


「ううん…そんな事ないよ…でも…」


瞬間!!!意識が吹き飛んだ!!!城の上部分が完全破壊されたからだ!!!!破壊は最強!!!壊れる力!!!!律する理力!!!!しかしそれを打ち砕くのは暴力だ~!!!!!!!!


土煙!!!!!吹き飛ぶ!!!!!その先に…………


「クククク…やるじゃないか…この城自体が…一つの結界という事に気が付いたのか?久しぶりに楽しませてくれそうだな…」


そこにいたのは!!!長い耳!!!長い髪!!!ひらひらした服!!!!美少年!!!完璧に!!!魔法使いだ!!エルフの!!!!


「まあ…お前たちは…頭の悪い戦士タイプってやつだな…ほら…俺の魔法を…受けてみろ!!!!火炎縄炎上《フレイム・ロープ・メガファイア・エックスビデオ・ビッグティッツ・フェイシャル・ジャパニーズ・アマチュア・ラテン・ヒップ》だ!!!!!!!!!!!」


「ギャアアアアアアアアアアア!!!!!」


ジェイコブが燃える!!燃える縄が!!!ジェイコブを縛り付ける!!!!


「フハハハハハハハハ!!!どうだ?苦しいだろう…私を牢から出してくれた礼は言うが…閉じ込められていたストレスが溜まっていてなあ?お前たちで発散させてもらおうか?」


「ウオオオオオオオオオオオオオ!!あ!熱い!!最強に熱い!!!しかし…!!!!!耐えられない事は無い!!!!!!!死ねええええええ!!!!無尾熊絶対殺す拳究極破壊奥義!!【イン・ロー】!!!!!!!!」


完全に燃えているジェイコブは一気に間合いを詰める!!!大魔法使いを完全に射程に収めたジェイコブは!!!右足を!!!!全力で蹴り飛ばした!!!!!


ギャアアアアアアアギイイイイイイイン!!!!!


固い!!!!何か固い!!そう…ダイヤモンドの45634倍の硬度!!!!魔法使いは自らの身を守っていた!!!その…魔法で!!!


「やるじゃないか…久しぶりに…本気を出そうじゃないか…こいよ小僧…究極魔法…ジャ」


「うるせえ!死ね!!!!!!!」


ジェイコブは!!!!!思い切り右手を!!!!!左頬に!!!!叩き込んだ!!!何が魔法だ!!!暴力が一番強い!!!!!暴力を疑った生き物が!!!!魔法を使う!!!!!


完全に吹き飛び壁にめり込む魔法使い!!!打撃無効フィールドを展開していたが!!無駄だった!!!何故か!?!?!?!?それは…ジェイコブが…強いからだ!!!!!!


「おい!!!魔法使い!!!!俺達を元の世界に戻せ!!!!!じゃないと殺す!!!!」


「ぐ…ぐぐぐぐ…なんだ…何なのだお前等………」


「ただの最強生物だが?」


「ライライはちょっとオチャメなキョンシーアル!!!」


「全く意味がわからん…お前等…別の世界の…?まさか………貴様が…コアラ…と言う…???」


「おや?コアラを知っているのかな?地獄の名声がここまで届いているなんてグッドコアラ感じるねえ!!!」


「と…言う事は…私の愛した…アーリアの身に…危機が…迫っているのか!?ドラニムス王国が…攻めてきているのか!?アーリアは…アーリアは…どこだ!!??」


「お前の目の前に居るアル!!ほら!!!」


そこには首が無く、ビュービューと血を噴出する女の死体があった!!!

そして器用に血で文字を書く!!!


「ワタシ アーリア コノスガタ アンガイ イイワヨ」


「ウワー!!!!!!!!!アーリア!?!?!?えええええ~!!!!どう言う事だ!!!!」


「こいつがライライ達を呼び出したアル!!!!その割に元の世界への帰り方がわからんとか吐かすから教育をしたアル!!!!愛のムチアルよ!!!」


「ソノセツ ハ ドウモ エヘヘヘ」


「おや?血文字が上手になってきたねえ?次は漢字に挑戦できそうだ。」


「うおおおおおおおお!?!?!?!?え!?アーリア!?え!?マジ!?」


「おい!魔法使い!!!俺達を元の世界に戻せる方法を言うかそれをしろ!!!できなきゃ殺す!!!!猶予は二秒!!!ゼロ!!!!」


瞬間!!!拳が火を吹いた!!!魔法使いはションベンをちびりながら全力で避けた!!!!魔法で己の力をクロックアップしていなかったら完全に死んでいた!!!!


「待て待て待て!!!!帰れる!!!帰れるから殺すな!!!!ちょっと待て!!!!」


「さっさと言え!!猶予は二秒!!!」


「ドラニムス王国の王が持ってい」


「ヤーーーーー!!!!!!!!!!」


瞬間!!!その脚が火を吹いた!!!ロケットのような前蹴り!!!!

魔法使いはその体を空に浮かべる事でなんとか躱す!!!!


「待て!!!頼む!!!話を聞いてくれ!!!!元の世界に戻す!!」


「それが人に物を頼む態度か!!!死ね!!!!!ヤー!!!!!!」


ジェイコブはゲージを放出して!!!最終奥義の一つ!!!!【超絶☆昇竜拳】の準備を始める!!!


「帰れる!!!だから話を聞け!!!!おねが」


「もう遅い!!!!殺す!!!!!!!!」


大地が揺れる!!!!空気が割れる!!!!この世の全ての生き物が恐怖に包まれた!!行くぜ!!!1000000000000000メガショック!!!!!


「超絶~!!!!昇!!!!!竜!!!!!!拳!!!!!!!!」


カッ…という音がした。そこには城があった。街があった。多くの人が喜びに満ちあふれた生活をしていた。武器屋の娘シンシアは来週には子供が生まれるらしい。宿屋のホーボーじいさんは孫に昔話をするのが大好きだった。木こりのエルククは昨日見つけたヤッカヌを解体してパーティーの準備をしていた。皆が幸せとは言えないかもしれないが、それなりに充実している日常を過ごしていた。

薬草屋のルギの孫、パムが空を見上げた。


「見てみておばあ様。綺麗なお星が落ちてくるよ」


「あらあら、おかしな事言うねえ。まだお昼だよ」


「おばあ様~!お星様がくるよ!凄い綺麗だよ~!」


「そうかいそうかい。何かお願いをすると良いよ」


「えー!そうだな~!うーんと、うーんと…みんなが…幸せでありますよー」


願いは叶った。城から半径500mの命は全て消えた。誰ひとりとして死んだ事に気がついていなかったからだ。同じ瞬間に同じ夢の中で同じ死を見つめる。そこには絶対的な死だけが存在していた。真綿のように柔らかな死がイプロガス王国の首都を支配したのだ。


「ああ…ああああ…なんて…なんて事を…国が………」


「お前!!!まだ生きてるのか!!!」


「どうして…こんな事を………」


「お前が悪いんじゃ!!!!!死ね!!!!」


「稚児よ。やめたまえ」


「どうして!?お前も殺す!!!コアラ!死ね!!!!」


「落ち着くのだよ?とりあえず我々は元の世界には帰りたい。ではこの魔法使いとやらは生かしておくべきだね?まあ逃げないように足と手はへし折ろうか?ライライ?」


「ライライにお任せあるー!!!オリャー!!!」


ベジ、ボギョ、ブズ、ペショ。情けない音を出して両手両足は変な方向を向いた!!


「ぎゃああああああああああ!!!!!!!うわああああああああ!!!殺してくれ!!!!殺してくれ!!!!うわあああああ!!!!」


「ばかやろー!!!命を粗末にすんな!!!!お前が死にたいと望む今は!!!誰かが生きたかった今日なんだ!!!」


「うわああ!!!!ひいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」


「アイヤー!!!この男!ションベンとクソを漏らしているアル!!!」


「全く下品な国だね?お里が知れるね?」


「コロシテ…殺して…ころして…」


「よし!!!よくわからんが南に行くか!!!全員殺すぞ~!!!!!!」


~次回予告~!!!


「うひょ~!!!壁だ!!!!どうしようか!?おい!魔法使い!!何とかしろ!!!」


「あ…あっあっああっ…ああああああああうわああああああああああ」


「アイヤー!情けないアルね!!!!殺すアルよ!?」


「うわああああああああああ」


「全く役に立たないね?よし、ここは根性で切り抜けようか?全力で?甘えるんじゃない!!!!」


「ワハハハハー!!!!!お前等!!!!!ここは通さんぞ~!!!!!」


次回!!!!!!!


「飽きてきた!コアラヌンチャクまんねり編!!!」


震えて待て!!!!!!

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コアラヌンチャク地獄拳 ポンチャックマスター後藤 @gotoofthedead

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