語りは一人称、読みやすい丁寧な描写が読者に優しい印象でした。恋人以上夫婦未満、そして彼のお母さんみたい、という二人の状況を端的に表した言葉たちが主人公の悩みを表しているように感じました。
灯火野(ひびの)。 趣味で執筆をしている理系大学院生。 尊敬する作家は米澤穂信先生。 得意ジャンルは恋愛・現代ドラマ。
息遣いは毎回違います。一律のように見える呼吸も、その時々の体調、体勢、心理状態などで微妙に異なる。人生もそう。その時々の気持ち、行動、関係性の中で多様に変化していく。この作品には、変化が描かれ…続きを読む
子どもがいないことで怒涛のような日常と戦う必要もない、かといって、いまさら恋人同士のような関係を求めているわけでもない、そんな結論づけにくい気持ちを丁寧に掬いあげた作品です。実際に結婚2〜3年目の…続きを読む
お互いが思いやり。幸せを育んでいく。ケーキのように甘く、ホールケーキでも足りないほどの幸福を。じんわり心に染み渡ります。
短い中にも、きっちりとプロットが組まれていて、最後にはほっこりさせてくれます。 恋愛小説なんて読んだことないけど、これは思わず最後まで読んじゃったよ。
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