caramel

PURIN

caramel

久しぶりにキャラメルを食べた

年上の知り合いにもらったから食べた


懐かしい

口いっぱいに広がる甘さも

歯にくっついてくるうっとうしいところも

そうだ、キャラメルってこんなだったな、忘れてた


だけど、

食べ終わったら、きっとまたこの感じを忘れるんだろう

思い出しても、ああ、そんなお菓子もあったかもなくらいにしか思い出さないだろう


わかってる

だけど、

せめて今だけはこの感じを覚えるんだ

せめて今だけは忘れないようにするんだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

caramel PURIN @PURIN1125

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ