女子高生ならではの繊細でフラットな気持ちが絶妙なタッチで描かれています。彼女たちはいつも寂しい。そしていつ、どこで、何をしていても一人だ。
作家。静岡文学マルシェ運営。架空派。 描きたいのは「世界の片隅で縮こまっている子が自分の居場所を見つける物語」。 <著作> 「ぜんまい仕掛けのマエス…
「色褪せた日常」という言葉がありますが、なら色が剥げる前はどんな色だったのでしょうか?赤? 黄色? それともどどめ?この短編の少女の色は「透明」なのだと私はずっと思っています。透明なんて「色…続きを読む
この短編は、日々を生きること、それ自体の切なさを端的に表しています。主人公の少女を見ていて、毎日なにかを諦めていて、それが当たり前になっている自分に気づきました。嫌なことがあっても、我慢しない…続きを読む
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