つづき
まぁ、俺もどちらかと言えば好きではあるのだが、何故か茜は他の人よりも俺に何かと世話を焼いてくるのがとてつもなくしんどく感じている。
それを羨ましがる人は多いと聞くが、正直、された者の気持ちになれば嫌とすぐに思うだろう。
どうせこの鳴り止まない電話も……
出るか出ないか迷う
「よし。」
プッ
普通に終了ボタンを押して隣に置き、草原の広がる世界へ目を向けマウスを片手に浸ろ
ブゥゥゥゥゥゥンッ
ブゥゥゥプッ
「あーっもぅ!!」
携帯をベットに放り投げ、画面に
ゴン ゴン ゴンッ!!
ドン ドン ドンッ!!
今度はドアがなりだし、ベットの上で画面が光り着信を知らせる。
「なぁぎぃさぁーーーー!!」
玄関越しに聞こえる聞き覚えのある怒鳴り声が……
「いるんでしょ?知ってるんだからね!!」
……どうやらかなりご立腹らしい
「よくも切ってくれたわね!!」
これ以上玄関先で怒鳴られても近所迷惑になるため、俺はため息を吐きながら説教を覚悟し、玄関へと向かった。
吉野に染まれ ねぼけおおかみ @nekozakura
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。吉野に染まれの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます