ガランドゥ・ランガドゥ

Ａ、上から見た鏡餅を描ける絵画法です。



　美術大学を目指す高校生、栗駒天地。日本画に魅せられた彼はしかし、周囲との実力差に苦悩していた。そんな彼が出会ったのは『火の神』を自称する少女『千花』。『明和の大火』によって幼くして死んでしまった子どもたちの無念によって生まれた彼女は、大火後の復興に忙しい江戸に彼を招き入れる。
　そしてそのころ、天地の憧れの秋田蘭画の作者である『小田野直武』は『解体新書』の挿絵を描くため江戸の街にいた。天地は小田野直武に弟子入りし、江戸の土地で『蘭画堂天地』の画号（ペンネーム）で生活を始める。現代芸術の考え方を持った主人公は、江戸の芸術に新風を巻き起こせるのか。