記念碑的作品だ。

 マジで。カクヨムにスーパーカブが生まれたことは、なろうに薬屋のひとりごとが生まれたのと同じくらいの大革命かもしれない。
 舞台は田舎の高校。カブーーバイクの一種ーーに乗る二人の女子高生は、カブによって独自の世界を作り出している。剣も魔法もイケメンも美少女も出てこないけれど、不思議とすんなり読める。
 カブのように(?)独特のリズムを持つ文体に引き込まれる。これがカブの力。
 カブを読むと、できなかったことを、やってみようと思える。

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