概要
僕はその妖怪を抱きしめた。物語は、終わらなかった。
大学生の僕は一年付き合った彼女からある日別れを告げられる。泣きながら、彼女は言った。
「あなたの押しの強さに負けてズルズル今日まで来ちゃった。ごめんね。でも、人と妖怪が幸せになれる訳ない」
見る間に大きな毛むくじゃらの塊に変わる彼女。
……そんなこと、やってみなくちゃ分からないじゃん。
*Twitter小説として書いた連作の増補改訂版です。
「あなたの押しの強さに負けてズルズル今日まで来ちゃった。ごめんね。でも、人と妖怪が幸せになれる訳ない」
見る間に大きな毛むくじゃらの塊に変わる彼女。
……そんなこと、やってみなくちゃ分からないじゃん。
*Twitter小説として書いた連作の増補改訂版です。