思いもかけない展開が、ワクワクした。期待している事は、読んでいて情景がはっきりと思い浮かべられたら、よりグット。
一つの街を巡る攻防戦。守るのは半ば見捨てられた街の人々、攻めるのはゴブリンの大群。このゴブリン、ただの獣ではなく、指揮官に率いられた一端の軍隊です。知性あるもの同士の集団戦ということで、ヒー…続きを読む
このお話は、出てくる人々すべてが主人公です。不要な人物がいません。すべてに絡んでいます。ゴブリンもそうです。ゴブリンにキャラ性が必要か? 必要でした。ゴブリンにも事情がある、性格がある。それらを踏…続きを読む
平和な村を襲ったゴブリンの軍隊。その時、軍は、若者は、子どもたちとその親は、そしてゴブリンを率いる者は……それぞれの立場のものが死力を尽くして未来をつかみ取ろうとする物語
帝国や亜人といったファンタジーの基本要素をきっちり抑えつつ、それらを物語の中で上手く引き立てている点にまずググッと惹かれました。また、巧みな筆致が随所で際立ち、その場の情景が浮かんでくるような迫力…続きを読む
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