概要
【BL】お前が大人しくΩのままだったらこんなことにはなってなかった。
『Ωの弟が後天性メロαになるなんて聞いてない』
朝倉湊、十六歳。生まれながらのαである彼は、自分の容姿にも能力にも絶対的な自信を持つ、生粋のナルシストてある。
そんな湊には、一卵性双生児の弟、朝倉奏という存在がいた。
自分と寸分違わぬ顔を持つ奏のことを、湊は幼い頃から複雑な心境で意識していた。そんな二人には、ある決定的な違いがあった。
優秀なαとして生まれた湊に対し、奏は社会的に弱い立場とされるΩだったのだ。
同じ顔、同じ血を分けた双子でありながら、なぜ弟だけがΩなのか。
湊はその事実を受け入れられず、奏に対して傲慢で辛辣な態度を取り続けてきた。けれど、どれほど酷い言葉を浴びせても、奏は一度として兄を責めようとはしなかった。傷つきながらも穏やかに微笑み、湊の身勝手ささえ受け入れてし
朝倉湊、十六歳。生まれながらのαである彼は、自分の容姿にも能力にも絶対的な自信を持つ、生粋のナルシストてある。
そんな湊には、一卵性双生児の弟、朝倉奏という存在がいた。
自分と寸分違わぬ顔を持つ奏のことを、湊は幼い頃から複雑な心境で意識していた。そんな二人には、ある決定的な違いがあった。
優秀なαとして生まれた湊に対し、奏は社会的に弱い立場とされるΩだったのだ。
同じ顔、同じ血を分けた双子でありながら、なぜ弟だけがΩなのか。
湊はその事実を受け入れられず、奏に対して傲慢で辛辣な態度を取り続けてきた。けれど、どれほど酷い言葉を浴びせても、奏は一度として兄を責めようとはしなかった。傷つきながらも穏やかに微笑み、湊の身勝手ささえ受け入れてし