概要
本格ポーカー小説/裏カジノでくり広げられる駆け引きと戦略
★毎週金曜19時更新(ほかの曜日にも不定期で更新します)
錦糸町の裏通り。安酒屋の奥の鉄の扉を抜け、地下へ降りた先に、看板のない店がある。
窓も時計もない部屋で、客たちは金を賭けてポーカーを打っている。
僕、鮫島龍太は十八歳。その裏カジノで、バーテン兼何でも屋として働いていた。
夜の十時を過ぎると、決まってあの男がやってくる。
北澤統司。通り名はトウジ。
首の伸びたシャツに、無精ひげ。米も炊けず、煙草代の千円まで僕に借りる。
人間としては、どう見ても僕より下だ。
それなのに、卓に座ったこの男は、めったに負けない。
何でもコールする女。降りてばかりいる男。熱くなると爪を噛む若者。確率ですべてを割り切る男。
そして、金の力で卓を呑み込む高利貸し、金子信明。
「ポーカーをカードのゲームだ
錦糸町の裏通り。安酒屋の奥の鉄の扉を抜け、地下へ降りた先に、看板のない店がある。
窓も時計もない部屋で、客たちは金を賭けてポーカーを打っている。
僕、鮫島龍太は十八歳。その裏カジノで、バーテン兼何でも屋として働いていた。
夜の十時を過ぎると、決まってあの男がやってくる。
北澤統司。通り名はトウジ。
首の伸びたシャツに、無精ひげ。米も炊けず、煙草代の千円まで僕に借りる。
人間としては、どう見ても僕より下だ。
それなのに、卓に座ったこの男は、めったに負けない。
何でもコールする女。降りてばかりいる男。熱くなると爪を噛む若者。確率ですべてを割り切る男。
そして、金の力で卓を呑み込む高利貸し、金子信明。
「ポーカーをカードのゲームだ
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