概要
死者が送ったメッセージ。片翼の蝶は、誰を指す。
十三年前、家族を奪った殺人放火事件から生き残った榛名蛍。二十歳になった彼の前で、今度は大学院生が不審死する。現場に残されたのは、記憶の中にしかないはずの「片翼の蝶」。死者から届いたメッセージ、消された研究データ、再現された過去。だが、記憶は証拠ではない。元担任・江口桜次郎は、蛍の記憶を疑うのではなく、誰かが作った“物語”を疑う。十三年前と現在、二つの事件が重なる時、片翼の蝶が隠していた真実が姿を現す。
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