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概要
声を失った少女は、死者たちのジャズで再び歌う。
音楽の街ニューオーリンズで、名門音楽院の声楽科に通う十七歳の少女、コレットはかつて「天使の喉」と呼ばれながら、人前で歌えなくなっていた。街からも少しずつ音楽が消え始めるなか、ある真夜中、彼女は幽霊たちによる不思議なジャズ葬と遭遇する。そこで出会ったのは、青いトランペットを手にした少女ルゥ。彼女によれば、死者が街に残した未完成の旋律――「忘れた歌」を何者かが奪っているという。失った声を抱えるコレットと、失われた歌を探し続けるルゥ。二人は死者たちのセカンド・ラインに加わり、音楽を蝕む怪異を追って夜のニューオーリンズを駆ける。歌えなくなった少女が、自分だけの音を取り戻すまでの真夜中の音楽ファンタジー。
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