概要
「じゃあね」を三回言っても、ふたりはまだ手を離せなかった。
昼休みの図書館で、視線だけを交わしていた二人。
あれから数年。
二十歳を過ぎた二人は、今では手を繋げるようになった。
けれど、別れ際だけは昔のまま。
駅裏の自転車置き場で「じゃあね」と言いながら、どちらも帰ろうとしない。
どうでもいい話を続け、誰かの足音が近づくたびに真顔になって、繋いだ手だけは離さない。
「帰ったらLINEするね」
そう言ってからも、二人の自転車にはまだ鍵がかかったままだった。
あれから数年。
二十歳を過ぎた二人は、今では手を繋げるようになった。
けれど、別れ際だけは昔のまま。
駅裏の自転車置き場で「じゃあね」と言いながら、どちらも帰ろうとしない。
どうでもいい話を続け、誰かの足音が近づくたびに真顔になって、繋いだ手だけは離さない。
「帰ったらLINEするね」
そう言ってからも、二人の自転車にはまだ鍵がかかったままだった。
お読みいただきありがとうございます。
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