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概要
世界でいちばん欲深い闇司祭の願いは――見知らぬ誰かの、幸せだった。
昼寝と酒と、できればモテたい。欲望に忠実すぎる闇司祭レオニスが、叙階の鏡を白く燃やした欲――それは、世界中のみんなが自分の欲しい幸せを手に入れること。罪状帳を手にした堅物の神殿騎士ミレイアに見張られながら、彼は欲しいものをすべて奪う《黒狼》ガルドの楽園へ乗りこむ。飢えも怯えもないその楽園の足もとには、鎖があった。「俺は、我慢を奪う。お前は、不幸を奪う。――俺と何が違う?」
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