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「幾億の星を越えて」を投稿しました!

と言うわけで、SFっぽい短編「幾億の星を越えて」を投稿しております。
タイトルが九頭見さんのアンソロジーと被ってしまった気がしますがわざとではありません、ホントです。
カクヨムコンに参加しておりますので応援していただければ幸い限りです。

「幾億の星を越えて」
https://kakuyomu.jp/works/16818093089832431473


さて今回、書いたことを家族に報告しますと反応はイマイチ。ええ、分かってますとも、SFっぽいのはそんなに、ですよね。それに加えて、

「今回も似たような感じなんでしょ?(お前の作風とか内容は?)」

ハイ! すいません! 今回も似たような感じです! どこを切っても金太郎飴ですんでもういっそのこと同じ味を楽しんで下さい! というか当店ではそれしかあつかってません、ゴメンナサイ! という心境です、はい。
ホラーだと食いつきが違うんですけどね。とゆーか、オイラの書いているホラーの方が同じパターンばかりで「才能ないなこいつ、はは」と自分で思うのですが。
いや、だったら頑張れよ? いやいや、頑張ってますけど、なにか? ……まぁ、それはともかく。

今回の作品はホラーの続きを書いているときに「あー、なんか違うの書きたくなっちゃなー」となって思いつきで書きました。
皆さんも通勤中の電車が緊急停止してしまうときがあると思うのですが、アナウンスを聞いてみるとどうやら他のお客が無茶な乗り方をしてそれで数分停まってしまう、みたいな。なんだよ、こちらは出勤前で急いでいるのに電車なんて止めやがって、と。そうなると、誰がこの責任を取ってくれるんだ、こっちは急いでいるのに。で、責任取ってもらうにはオーディエンスで判断するしかなく、そうすると共通の統一された意識体が必要だよねとなるわけですが、でもそれってすごく管理された社会で怖くない? と思うわけです。そういう迷惑をかけた人にはペナルティを与えて欲しいけど、そのための管理社会というのは違うような。電車を止めてしまったその人にだっていろんな事情があるだろうし、それを「迷惑」のひと言で罰してしまっていいんだろうか、などと。
罰して欲しいけどそれが本当に実現するようになったら嫌だな、そんな社会になったら自分はどうする? やっぱり逃げる? そんな思いつきで書いてみました。
で、たぶんこんな悩みは低次元のちっぽけなもので、もっと大きな次元から全体を見なさいよ、ヒトなんて本当にちっぽけなものなんだからというところに行き着くのですが、そんなちっぽけな存在だって立派に悩んでるんだよ、このヤローとまた元に戻って堂々巡り、馬鹿の考え休むに似たり、ですね。それはともかく。

今回の作品のヒロイン(?)のトキコ・キリガヤですが、「キリガヤ」は「桐ヶ谷」で、この桐ヶ谷家は夏に書いたホラーに出てくる一族です。あの一族ってなに? というのをいま書いている最中ですが、未来まで血筋が生き残って今回のお話しに繋がっていれば面白いなぁと思ってそういう設定にしました。まぁ、こういうのは書いている本人だけが楽しんでるお遊びですので気づいた奇特なあなたは正解ですということを伝えたく。

あと、今回の作品でいえば8月のペルセウス座流星群に触れましたが、今の季節(冬)ならジャコビニ流星群の方が旬ですね。でも、流星「群」ならぬ流星「嵐」となるとペルセウスの方がそうなる可能性が高かったのでそちらを使いました。といってもオイラは生きていない数百年後の可能性の話ですが。

あ、いま書いていて思い出したのが人と動物の違いでして、人は未来を想像できるのが動物と違うそうで。そうは言っても動物だって危険だと思うものには近づかずそれはきっと危険だという未来を想像出来ているのだと思います。それに対して人の想像は「創造」なのかな、と。自分の未来をこんな風にしたいと思う気持ち、創ろうとすること。
そういう意味では小説を書くということは未来を創造しているのかもしれません。



なんだか最後は強引に良い話し風にまとめようとしていますが、今回、何が言いたいかと言いますと、

「読んでくださった奇特な皆さま、いつもいつもワンパターンでごめんねぇっ!!」

これだけです。
こんなところまで読んでくださる奇特なあなたはきっとそんなことはお見通しだと思います。ですのでまた次回作を懲りずに読んで頂けると嬉しいです(*´ω`*)

1件のコメント

  • 「量子的な散骨」というワードが浮かびました。読んでしばらくして、ふと。
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