皆さん、こんにちは! いつも作品をお読みくださりありがとうございます。
さて、12/1から新作の連載を予定しております。
ジャンルは、ホラー。主人公は、男の子。怪奇現象に中指を立てそうなくらいに、メンタルつよつよな学生です。ホラー作品なのに、作中で全然怖がってませんね、彼は……。
ともあれ、このセルフレイティング全部盛りのホラミス青春小説で、カクヨムコン9に参加します。つきましては、連載に先駆けて、下記にタイトル・キャッチコピー・あらすじを掲載します。
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『憑坐さまの仰せのままに』
――その〝奇祭〟は、禁忌を犯している。
東京の高校に進学予定の嘉嶋凛汰は、別居中の父であり稀代の画家・嘉嶋礼司に師事するために、礼司が逗留している海辺の寒村・櫛湊村を訪れる。
しかし、神社の養女だという学生・海棠美月の手引きの元、村を挙げて執り行われる神事〝姫依祭〟に参加した凛汰を待ち受けていたのは、礼司の惨殺死体だった。
村に福を齎すよそ者〝まれびと〟として歓待されていた礼司の死は、土着の神である〝憑坐(よりまし)さま〟の怒りに触れた凶事であり、次は村民の誰かが犠牲になる。そう解釈した村民たちは、〝憑坐さま〟の巫女を担う美月に、生贄としての役割を求めるが――凛汰は、美月に問いかける。
「お前は、本当に、それでいいのか?」
社会から死を願われた巫女の少女と、血塗られた因習に抗う少年が、閉ざされた村で生き残りをかけて事件の謎に挑んでいく、ボーイミーツガール・ホラー・サスペンス。
【登場人物一覧】
嘉嶋凛汰(かしまりんた):東京の学生。画家の卵。
嘉嶋礼司(かしまれいじ):画家。櫛湊第三中学校の美術教師。凛汰の父。
海棠美月(かいどうみづき):十五歳の学生。櫛湊村の住人。海棠神社の養女。
海棠浅葱(かいどうあさぎ):海棠神社の宮司。櫛湊村の住人。美月の養父。
海棠楚羅(かいどうそら):海棠浅葱の妻。櫛湊村の住人。美月の養母。
蛇ノ目帆乃花(じゃのめほのか):十四歳の学生。櫛湊村の住人。梗介は双子の弟。
蛇ノ目梗介(じゃのめきょうすけ):十四歳の学生。櫛湊村の住人。帆乃花は双子の姉。
大柴誠護(おおしばせいご):櫛湊第三中学校の教師。住まいは櫛湊村の教員寮。
三隅真比人(みすみまひと):オカルト雑誌『ナタデナタ』の記者。
不知火正巳(しらぬいまさみ):美月の父。一年前に死亡。
海棠睡依(かいどうすい):海棠神社の娘。姫依の妹。十九年前に失踪。
海棠姫依(かいどうひより):海棠神社の娘。睡依の姉。十九年前に自殺。
志津子(しづこ):凛汰の母。夫・礼司が東京を発った後に死亡。
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今回はミステリー要素も含むので、ミステリー小説によく見かける登場人物一覧を、あらすじの下に設けてみました。
また、作品に登録しているタグは、下記の通りです。
・サイコホラー
・因習村
・カニバリズム
・ホラミス
・男主人公
・中学生・高校生
・ボーイミーツガール
・青春
前半のタグの禍々しさと、後半のタグの爽やかさが、何かの冗談のようなコントラストを描いていますね……「私の作品史上最悪のごはん小説」とも呼べるかもしれませんね……。
前回カクコンのような毎日連載ではなく、不定期連載です。現在はまだ、手元で大絶賛作業中で、期間内に完結できるか分かりませんが、プロットはかなり出来上がっているので、頑張り時だと思って頑張っていこうと思います。
前作長編『油彩画・夜明けのミモザ』(
https://kakuyomu.jp/works/16817330647802604101)を読んでくださった方々を戸惑わせてしまうような闇を描いております。怖い話が苦手な方は、くれぐれもご無理なさらないでくださいね。
でも、私自身も流血表現がかなり(本当にかなり)苦手なタイプなので、怖いものが苦手な方でも楽しめる工夫ができたらいいな、と思っています。
こんな感じで、ギリギリを生きてしまっているので、読み手としてはゆっくりペースになりますが、読みかけているお話や、これから皆さんが投稿されるカクコン参加作には、お邪魔したいなと思っています。素敵なお話たちとの出会いを、楽しみにしております。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました! ご興味を持ってくださった皆さまと、新作ホラミスの世界でまたお会いできることを願っております( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )