行きつけのスーパーで、最強のバタークッキーであるグリコの「シャルウィ ? 」を買おうとしたら売り切れてました。
「シャルウィ ? 」と誘ってきたのはそっちなのに……
さて、私の備忘のためと拙作に興味をもってもらうために、ここでは作品内で言及していない裏設定について書いていきます。
その4
「恩寵」について
作品内世界においてモンスターはあらゆる物質やエネルギーに変換可能な奇跡の粒子である魔素を体内の魔石によって様々に変換しています。
人間や亜人種において、その魔石の役目を果たすのが魂に施された回路である「恩寵」であり、それは神の位にあるものしか授けることはできません。
そしてその回路である恩寵は自らが意識して魂に刻みこむ修練をしない限り、それを授けた神の力が途絶えると維持できないという設定です。
なので十月の女神が主神の座から降りた場合、その主神の力によって与えていた恩寵を維持することができなくなり、多くの人間が恩寵そのものを失うか、恩寵のランクが下がることになるのです。
ランクが下がるだけで済むのは幾度も恩寵を使い、その回路が少しずつ自らの魂に刻まれていったからです。
ですから魔法使いや賢者など、修練が必要な職業持ちほど、恩寵が残っています(第二部現在)
第二部になり、多くの人間が恩寵を失いました。
しかしそれを悟られると冒険者ランクが下がったり、貴族のお抱えとしての地位が失われる恐れがあるため、そのことが客観的に明らかになってしまう鑑定玉を破壊してしまおうという者までいました。
そして冒険者ギルドに設置されている鑑定玉が破壊される事件が相次ぎ、そのためにウッドリッジ群島には現在、鑑定玉による職業鑑定を行うことができないため、面接による職業認定となっているのです。
主人公は地球にいる時に神人の位にいる新興宗教の教祖によって魂に回路を施され、また教わった瞑想がそれを魂に刻みこむ修行であったために、もはや自らの魂の力として魔素の自在なコントロール、すなわち創造魔法の基礎を駆使することが最初からできていたのです。